Story
米上院議員団、航空ショーで同盟国に協力要請 関税なき貿易を主張

Summary
英国で開催されたファーンボロー国際航空ショーで、米国の超党派上院議員団が同盟国の防衛関連企業に対し、需要の強さを伝えるとともに関税なき貿易の重要性を訴えた。
英国で開催されたファーンボロー国際航空ショーを訪れた米国の超党派上院議員団は7月20日、同盟国の防衛関連企業に対し、米国からの需要が確実かつ増大していることを伝え、航空宇宙製品への関税を課さないよう政権に働きかける姿勢を明らかにした。
## 需要の拡大と国際連携を強調
共和党のジェリー・モラン上院議員は、今回の訪問の目的について「需要シグナルが本物であることを伝え、彼らの生産能力増強を促すことだ」と述べた。同議員は、米議会が防衛需要のさらなる拡大を示唆する動きを進めていると付け加えた。
また、民主党のジーン・シャヒーン上院議員は、今回の航空ショーにおける米国の存在感が過去最大規模である点を指摘。「経済安全保障だけでなく、国家安全保障を向上させるためにも、世界中で必要なパートナーシップにとって重要だ」と述べ、欧州連合(EU)との連携の必要性を訴えた。
## 関税政策への懸念
Ad議員団は航空宇宙製品への関税導入に反対する立場を表明した。これは、米商務省が最近、輸入された民間航空機やジェットエンジン、部品が米国の国家安全保障上の懸念を引き起こすとの調査結果をまとめたものの、トランプ政権が新たな関税の即時発動を見送ったという背景がある。
航空宇宙産業は、1979年の「民間航空機貿易に関する協定」に基づき、長らく関税のかからない体制の恩恵を受けてきた。この分野において、米国は年間750億ドルの貿易黒字を享受している。
## 市場への影響
航空宇宙産業協会(AIA)のエリック・ファニングCEOによると、米国の航空宇宙・防衛産業は過去1年間で輸出が25%増加し、国内で200万人以上を雇用する主要産業となっている。今回の議員団の動きは、不安定な通商政策に対する市場の懸念を和らげ、国際的なサプライチェーンの安定性を重視する姿勢を国内外の関連企業に示すものとみられる。