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米レイバーデー連休、ガソリン価格が過去最高値に 原油高と地政学リスクが圧迫

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Sep 5, 20261 min read
米レイバーデー連休、ガソリン価格が過去最高値に 原油高と地政学リスクが圧迫

Summary

レイバーデーの連休を迎える米国で、ガソリンの全国平均価格が過去最高を更新する見通しとなった。中東情勢の緊迫化による原油価格の高騰が主な要因で、消費や政治への影響が懸念されている。

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夏の旅行シーズンの終わりを告げるレイバーデーの連休に、米国の消費者は記録的なガソリン価格に直面している。中東での軍事的緊張を背景とした原油価格の高騰が直撃し、中間選挙を控える中、家計と政治の両面に影を落としている。

記録的な価格水準とその背景

価格追跡サービス「GasBuddy」のアナリスト、パトリック・デ・ハーン氏によると、レイバーデー当日の全米平均ガソリン価格は1ガロンあたり4.03ドルに達し、2012年に記録した3.83ドルの過去最高値を更新する可能性が高い。9月5日時点の平均価格はすでに約4.13ドルで、前年同期を1ドル近く上回っている。

この価格急騰の主因は、原油価格の上昇だ。米国とイラン間の軍事行動が再燃したことで世界的な供給懸念が強まり、原油価格は1バレルあたり90ドルを超える水準まで再び上昇した。さらに、ロシアの製油施設への攻撃が続いていることも、ディーゼル油やヒーティングオイルを含む留出油の供給を逼迫させ、価格を押し上げている。

消費者と政治への影響

アナリストは、1ガロンあたり4ドルが多くの消費者にとって心理的な「苦痛点」であると指摘する。ガソリン価格は米国の消費者にとって最も目に見える経済指標の一つであり、経済全体の認識を左右しかねない。高騰する燃料費はすでに家計を圧迫しており、一部の消費者はレイバーデーの旅行計画を縮小せざるを得なくなっている。

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この問題は、中間選挙を控えるトランプ大統領と共和党にとって大きな懸念材料となっている。大統領はエネルギーコストの引き下げを公約しているが、価格は高止まりしている。ガソリンだけでなく、ディーゼル価格も今週過去最高を更新し、全米自動車協会(AAA)によれば、連休中の航空券価格も前年比で20%上昇すると予想されている。

供給面の制約と今後の見通し

コンサルティング会社ウッド・マッケンジーの調査アナリスト、クアン・ドスムラトフ氏は、現在の高価格は主に供給側の問題だと指摘する。ホルムズ海峡を通過するエネルギー輸送への懸念が原油価格と精製マージンを押し上げている。

米国内の供給を増やす余地は限られている。米エネルギー情報局(EIA)によると、米国の製油所の稼働率は98%と2018年以来の最高水準にある。また、先週のガソリン在庫は120万バレル減の2億570万バレルとなり、過去5年間の8月平均(2億1760万バレル)を大幅に下回っている。政府はすでに、米国内港間の燃料輸送を容易にするジョーンズ法の適用免除や、夏用ガソリン規制の早期終了といった対策を講じているが、効果は限定的だ。

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