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トランプ氏指名の米国家情報長官候補、記者召喚状で上院の厳しい追及へ

Summary
トランプ大統領に国家情報長官(DNI)として指名されたジェイ・クレイトン氏の承認公聴会が上院で開かれる。マンハッタンの連邦検事としてニューヨーク・タイムズ紙の記者に召喚状を出した問題が、承認の大きな焦点となる見通しだ。
トランプ米大統領が国家情報長官(DNI)に指名したジェイ・クレイトン氏が、15日に上院の承認公聴会に臨む。クレイトン氏がマンハッタンの連邦検事としてニューヨーク・タイムズ紙の記者に召喚状を発行したことを巡り、議員から厳しい質問が予想されている。
承認公聴会、報道の自由への姿勢が焦点に
問題となっているのは、クレイトン氏が先週、ニューヨーク・タイムズ紙の複数の記者に対し、連邦大陪審での証言を求める召喚状を発行したことだ。同紙は、トランプ大統領専用機の安全保障上の懸念について報じていた。同紙はこの動きを、政権によるジャーナリストへの「異常な圧力強化」だと批判している。
上院情報委員会の有力メンバーであるアンガス・キング上院議員(無所属)はロイターに対し、「彼の合衆国憲法修正第1条へのコミットメントはどうなっているのか」と疑問を呈した。また、クレイトン氏が「大統領が聞きたいことではなく、インテリジェンスが示す真実を語るという、情報機関員の最も基本的な仕事を遂行するか」を見極めたいと述べた。
司法省の報道官は召喚状の有無を認めなかったが、政権は記者を標的にしているわけではないとしつつ、機密情報を漏洩する人物を懸念していると述べた。
国家情報長官人事の背景
Adクレイトン氏の公聴会は、トランプ大統領が厳格な有権者身分証明法案の可決を議会に迫るため、先月急遽延期を命じた経緯がある。しかし、多くの議員は、情報機関での経験が乏しいビル・パルトDNI長官代行を早急に交代させたい考えだ。
パルト氏はトランプ氏の側近で、政敵に対して権力を「武器化」しているとの評判から、党派を超えて議員から懸念の声が上がっている。このため、経験豊富なクレイトン氏の指名は、当初民主党からも比較的受け入れられていた。パルト氏の交代は、18の情報機関を統括するDNIの役割の安定化につながると期待されている。
政策への影響
議員らは、クレイトン氏の承認が、外国情報監視法(FISA)702条の更新につながることも期待している。FISA702条は、司法の令状なしに外国の情報を収集することを法執行機関に認める重要な条項だ。
パルト長官代行の解任とクレイトン氏の就任は、情報機関の正常化に向けた一歩と見なされている。公聴会でのクレイトン氏の証言は、同氏の適格性だけでなく、米国の情報機関の独立性と今後の方向性を占う上で重要な意味を持つ。