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今週のウォール街:Tモバイル、ファーストソーラーなど5銘柄の投資判断引き上げ

Summary
BofA証券がTモバイルを「買い」に、ドイツ銀行がファーストソーラーを「買い」に引き上げるなど、今週は複数の大手金融機関が注目銘柄の投資判断を見直した。各社は株価の急落や事業環境の変化を好機と捉えている。
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Background
今週の米国株式市場では、複数の大手金融機関が個別銘柄の投資判断を引き上げ、市場の注目を集めた。通信、再生可能エネルギー、住宅建設など、多岐にわたるセクターで新たな投資機会が示唆されている。
主要な格付け変更
今週、アナリストが投資判断を見直した主な企業は以下の通り。
Tモバイル (TMUS)
BofA証券は月曜日、Tモバイルの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。目標株価は220ドルで据え置いている。
- 背景: 同行は、市場が競争激化への懸念を過度に織り込んでいると指摘。低軌道(LEO)衛星ブロードバンドによる脅威について、Tモバイルの市場シェアが集中する都市部では信号の伝搬や容量に制約があるため、影響は限定的だと分析している。
- 分析: さらに、Tモバイルは業界で最も低価格な旧プランを抱えており、これが料金引き上げの柔軟性につながると評価。この価格決定力が、加入者1人当たり平均売上(ARPA)の成長と利益率拡大を牽引すると見ている。
ファーストソーラー (FSLR)
ドイツ銀行は火曜日、ファーストソーラーの投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を272ドルに設定した。
- 背景: 6月1日以降、同社の株価が27%急落したことを受け、同行は「極めて割安な買い場」が提供されていると判断。21億ドルの潤沢なネットキャッシュを持つ財務健全性も魅力だとしている。
- 分析: 同行の試算では、ファーストソーラーの2027年予想EV/EBITDA倍率はわずか7倍であり、クリーンテックセクターの平均である15倍と比較して著しく過小評価されていると指摘。関税政策の明確化などが進めば、このバリュエーション格差は是正されると予想している。
オキシデンタル・ペトロリアム (OXY)
Adエバーコアは水曜日、オキシデンタル・ペトロリアムの投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価を65ドルとした。
- 背景: 同社は、大幅な負債削減と資本効率の構造的な改善により、フリーキャッシュフロー創出能力が根本的に変化したと分析。これにより、株価が原油価格のファンダメンタルズに連動する準備が整ったと見ている。
- 分析: この評価は急成長を前提としたものではなく、むしろ資本効率の「変化率」に着目したものだ。掘削コストの低下などが維持管理資本を抑制し、フリーキャッシュフローを押し上げることで、2028年後半までの自社株買い再開を支えると予想している。
ファイブ・ビロウ (FIVE)
みずほは木曜日、ディスカウントストアのファイブ・ビロウの投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げた。目標株価は220ドル。
- 背景: 最近の株価がピークから30%下落したことについて、同社はパニック的な売却は行き過ぎだと指摘。第1四半期の既存店売上高の急増後の減速は、構造的な欠陥ではなく一時的なものだと分析している。
- 分析: 顧客定着率の高さやSNSでの効果的なプロモーションが、非対称なリスク・リワードを生み出していると評価。店舗当たりの平均売上高も増加傾向にあり、営業レバレッジによる利益率拡大が期待されるとしている。
トール・ブラザーズ (TOL)
シティは金曜日、高級住宅建設会社のトール・ブラザーズの投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を176ドルに設定した。
- 背景: 住宅市場が緩やかな回復に向かう中、シティは市場が二極化すると予想。その中で、高級住宅市場に特化した唯一の公開企業であるトール・ブラザーズが、高価格帯住宅の好調から恩恵を受ける独自のポジションにあると評価した。
- 分析: 同行は2026年および2027年の1株当たり利益(EPS)予想を引き上げており、株価純資産倍率(P/TBV)が1.3倍という現在のバリュエーションは魅力的だと判断している。