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StubHub株が7%急落、チケット再販価格の上限規制拡大を懸念

Summary
チケット再販大手StubHubの株価が、ワシントンD.C.での価格上限規制法案の成立を受け7%急落。シティは、規制拡大により同社のEBITDAが9500万ドル減少する可能性があると試算している。
チケット再販プラットフォーム大手StubHubの株価が、15日水曜の取引で7%急落した。ワシントンD.C.で成立したチケット再販価格に上限を設ける新たな法律が、同社の収益に与える影響についてシティのアナリストが警鐘を鳴らしたことが背景にある。
価格上限規制の広がりとシティの分析
シティが発表した分析によると、新たに導入される価格上限規制により、StubHubはEBITDA(利払い・税引き・減価償却・償却前利益)において約9500万ドルの打撃を受ける可能性があるという。
この懸念の直接的な引き金となったのは、2026年7月14日にワシントンD.C.で全会一致で可決された「RESALE Act」である。この法律は2027年1月1日に施行され、コンサートやイベントのチケット再販価格に10%の上限を設けるものだ。シティの分析によれば、現在、二次市場のチケットは約65%の価格上乗せ(マークアップ)で販売されている。このマークアップが平均15%に抑制された場合、StubHubの収益は約30%減少する可能性があると指摘している。
シティは、2027年にStubHubが取り扱うチケットの約20%が価格上限規制の対象になると仮定し、9500万ドルのEBITDA減少という試算を導き出した。
Ad市場への影響と今後の見通し
ワシントンD.C.は、2025年6月のメイン州、2026年5月のバーモント州に続き、米国で同様の規制を導入する3番目の管轄区域となった。カナダのオンタリオ州でも2026年4月に同様の法律が成立しており、規制が適用される人口は米国とカナダを合わせて約14%に達する。
投資家にとっての最大のリスクは、この規制の動きがさらに他の州へ拡大することだ。シティによると、ニューヨーク、カリフォルニア、マサチューセッツ、ノースカロライナの各州議会でも、同様の価格上限法案が提出されている。もしこれらの州すべてで法案が成立した場合、規制の対象は米国人口の約25%をカバーすることになり、StubHubのビジネスモデルに重大な影響を及ぼす可能性がある。