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ServiceNow株が急騰、好決算とAI事業への期待が追い風

Summary
ServiceNowの株価が大幅に上昇。市場予想を上回る第2四半期決算と通期見通しの上方修正に加え、AI事業が既存の収益モデルを浸食するとの懸念が後退したことが好感された。
企業向けソフトウェア大手のServiceNow(NOW)の株価は、28日午前の取引で5.0%近く急騰した。市場予想を上回る2026年第2四半期決算と好調な事業見通しが発表されたことを受け、決算後の力強い回復基調が続いている。
好調な決算と通期見通しの上方修正
同社が発表した第2四半期決算では、調整後1株当たり利益(EPS)が0.90ドルとなり、アナリストのコンセンサス予想である0.86ドルを上回った。総売上高も39億9000万ドルに達し、市場予想の39億3000万ドルを超過。特に、サブスクリプション収益は前年同期比24.5%増の38億8000万ドルと力強い伸びを示した。
さらに重要なのは、経営陣が通期のサブスクリプション収益見通しを引き上げたことだ。新たな見通しの中間値は約157億7000万ドルとなり、為替変動の影響を除いたベースで約21%の成長を示唆している。これは、同社の事業に対する強い自信の表れと市場は受け止めている。
AI事業の収益化が懸念を払拭
今回の株価上昇の背景には、AI事業を巡る市場の認識変化がある。これまで投資家の間では、生成AIツールがServiceNowの主力であるユーザー数課金(シートベース)モデルの収益を浸食するのではないかとの懸念が根強かった。しかし、経営陣は「純新規事業の50%が非シートベースである」と明らかにし、この懸念を直接的に打ち消した。
Adさらに、AI関連の年間契約額(ACV)が10億ドルの大台を突破したことも公表され、AIの収益化が着実に進んでいることが証明された。これを受け、JPモルガンやBMOキャピタルなど複数の証券会社が目標株価を引き上げており、アナリストの幅広い支持が集まっている。
市場の反応とセクター動向
この日の株式市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策会合を前にナスダック指数が軟調に推移するなど、全体としては不安定な地合いだった。そうした中でも同社株が堅調に推移したことは、個別の好材料が強く意識されたことを示している。
市場では、半導体セクターから、AIによる収益化ストーリーを持つ出遅れ感のあるソフトウェア株への資金循環(セクターローテーション)も見られる。同業のSalesforceやWorkdayの株価も上昇しており、セクター全体への買い戻しの動きがServiceNowの株価をさらに後押しした形だ。同社株は依然として52週高値(201.15ドル)を大きく下回っており、AI主導の成長軌道への投資家の信頼が回復するにつれて、上昇余地はまだ残されているとの見方も出ている。