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セグロ株が急騰、プロロジスによる140億ポンドの修正買収案を取締役会が支持

英国の不動産大手セグロ(SGRO)の株価は7月23日、一時7.1%上昇し958.2ペンスまで急騰した。米国の物流不動産大手プロロジス(PLD)が提示した修正買収案に対し、セグロの取締役会が支持を表明したことが市場で好感された。
プロロジスによる買収提案の詳細
プロロジスが7月22日に発表した「最終かつ最良」の提案は、セグロを総額140億ポンドと評価するもの。これにより、セグロの株式1株あたりの価値は1,031.7ペンスとなる。
この価格は、以下の点で投資家にとって魅力的と見なされている。
- 2026年6月30日時点の調整後純資産価値(1株あたり905ペンス)に対し14.0%のプレミアム。
- 買収提案期間開始前の株価に対し39.0%のプレミアム。
また、株式交換比率はセグロ株1株に対しプロロジスの新株0.0920株と、当初の提案から9.5%引き上げられた。
取締役会の支持を得た要因
Ad今回の修正案がセグロ取締役会の全会一致の支持を得た背景には、いくつかの重要な譲歩があった。特に、最大3.5億ポンド(対価総額の25%に相当)の一部現金オプションが設定され、株主が受け取り方法を選択できる柔軟性が確保された点が挙げられる。
さらに、プロロジスが買収完了前にロンドン証券取引所への重複上場を約束したことも、取締役会の支持を固める上で重要な役割を果たした。英国の買収規則に基づく最終提案期限は8月12日まで延長され、両社がデューデリジェンスと正式な文書作成を完了するための時間が確保された。
市場への影響と今後の見通し
取締役会による支持表明は、ディールの不確実性を大幅に低下させた。これにより、セグロの市場株価と1,031.7ペンスの提案価格との差が縮小し、株価は日中に52週高値となる969ペンスを付けた。
前日には英国のインフレ率が予想を下回ったことでイングランド銀行による早期利下げ期待が高まり、不動産株にとって追い風となっていた。しかし、市場関係者は、今回のセグロ株の急騰はマクロ環境よりもM&Aという個別材料に強く後押しされたものだと見ている。