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サンディスク株が急伸、NAND市場の好調と金利低下が追い風

半導体メモリー大手のサンディスク(SNDK)の株価が4日午前の取引で5.8%急伸し、1,645.17ドルに達した。米国債利回りの低下がハイテク株の買い戻しを誘ったことに加え、NANDフラッシュメモリー市場の力強いファンダメンタルズが好感され、数日間の下落基調から反発した。
金利低下と半導体セクターの回復
この日の株価上昇の主な要因はマクロ経済環境の好転にある。週後半に重要な経済指標の発表を控え、米国債利回りが低下したことで、金利上昇によって売り込まれていた半導体のような高成長株に投資資金が回帰した。
同業のマイクロンテクノロジー(MU)の株価も上昇しており、今回の動きがサンディスク固有の材料ではなく、セクター全体での回復であることを示唆している。一方、S&P 500が0.1%安、ナスダック総合指数がほぼ横ばいであったことからも、今回のサンディスク株の上昇が市場全体の地合いよりもセクター固有の勢いによるものであることがうかがえる。
NAND市場の力強いファンダメンタルズ
株価回復の背景には、NANDフラッシュ市場の堅調な基礎的条件がある。Investing.comによると、第2四半期の世界のNAND売上高は前期比で約70%急増した。AI(人工知能)関連のデータセンター増設が膨大な量のフラッシュストレージを消費しており、供給が逼迫し価格が堅調に推移している。
Adこの状況を受け、アナリストは強気の見方を維持している。Bernsteinのアナリストは、NANDが複数年にわたり供給不足になるとの見通しに基づき、サンディスクの目標株価を3,000ドルに設定している。
市場の反応と背景
サンディスクの株価は52週高値の2,354.39ドルから30%以上下落しており、今回の反発は、調整局面を経て割安感が出たと判断した投資家による買いが入ったものとみられる。マクロ環境を起因とする下落局面では、押し目買いの意欲が強いことが示された。
なお、サンディスクの最高法務責任者であるバーナード・シェク氏が9月1日に600株を1株1,525.60ドルで売却したが、これは事前に設定された「ルール10b5-1」に基づく取引計画によるものであり、株価の方向性を示すシグナルとは見なされていない。