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サムスン電子株が急落、ファウンドリ事業やアップルの新製品発表が重荷

韓国のサムスン電子(005930)の株価が10日の取引で大幅に下落した。半導体ファウンドリ事業への懸念や競争激化、さらに市場全体のリスク回避姿勢が強まったことなど、複数の悪材料が重なった。
複数の悪材料が株価を圧迫
10日の韓国株式市場で、サムスン電子の株価は前日比4.1%安の25万8000ウォンで取引を終えた。同社とSKハイニックス(000660)の株価下落が響き、韓国総合株価指数(KOSPI)も2%以上下落した。
背景には、債券利回りと原油価格の上昇を受けた市場全体のリスク回避ムードがある。これに加え、同社固有のネガティブなニュースが売りを加速させた。
事業への懸念が浮上
ファウンドリ事業の遅延報道
Ad一部報道によると、サムスンのファウンドリ(半導体受託製造)部門が、米クアルコムの2ナノメートルプロセスでのプロセッサー製造契約において遅延に直面している可能性が伝えられた。この報道は、サムスンが先端プロセスで主要顧客を確保する能力に疑問を投げかけるものとして、投資家心理を悪化させた。
折りたたみスマホ市場での競争激化
競争面では、米アップルが9日に同社初となる折りたたみ式スマートフォン「iPhone Duo」を発表したことが大きな向かい風となった。価格は1,999ドルで、数週間前にサムスンが発売した「Galaxy Z Fold 8」(1,899ドル)と直接競合する。調査会社カウンターポイントは、今年の折りたたみスマホ市場でアップルが25%のシェアを獲得する一方、サムスンのシェアは38%にとどまると予測しており、サムスンの同市場における優位性が揺らぐとの見方が広がった。
市場構造的な売り圧力も
さらに、韓国銀行(中央銀行)が10日、海外ヘッジファンドなどがサムスン電子やSKハイニックスといった特定銘柄への集中投資を通じて市場への影響力を増幅させていると警告したことも、売り材料視された可能性がある。この警告が、一部の投資家によるリスクポジションの解消を促したとの見方もある。