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ライファイゼン銀行、ロシア制裁迂回疑惑で空売り投資家の標的に 株価は下落

オーストリアの金融大手ライファイゼン・バンク・インターナショナル(RBI)は、空売り投資家グリズリー・リサーチが公表した、同行が西側諸国の対ロシア制裁を迂回する取引に関与しているとする疑惑を否定した。しかし、このレポートの公表を受けて同行の株価は下落し、市場の動揺を誘っている。
空売り投資家の主張とRBIの反論
グリズリー・リサーチは木曜日に公表したレポートで、RBIがロシアの兵器に使用される一部の物品を含む10億ドルを超える貿易において、西側諸国の制裁を迂回するための主要な窓口になっていると主張した。同社はRBIの株式に対して空売りポジションを保有していることを明らかにしている。
これに対し、RBIはレポートの内容が誤解を招くものであり、事実誤認を含んでいると反論。同行は、複数回の審査を受けているコンプライアンス体制に自信を持っていると述べ、疑惑を全面的に否定した。
市場への影響と背景
レポート公表後、RBIの株価は下落した。同行のロシア子会社は、制裁対象となっていない国内最大の金融機関であり、欧州へのガス輸出を含む貿易決済において重要な役割を担っている。
AdRBIは長年にわたりロシアからの撤退を試みてきたが、売却交渉は難航している。事業規模は縮小したものの、完全な撤退には至っていない。2024年には、米国当局からロシアとの取引を理由に米ドル決済システムへのアクセスを失う可能性があるとの警告を受けた経緯もある。
ロシア事業のジレンマ
ウクライナ侵攻後、皮肉にもRBIにとってロシア事業の収益性は高まった。しかし、ロシア政府は数十億ユーロに上る利益の本国送金を阻止している。
ロシア当局は、欧州との経済的なつながりを維持するため、RBIのロシア部門売却に反対している。欧州は戦前に比べて規模は縮小したものの、依然としてロシア産の石油やガスを購入しており、RBIの存在がその決済を支える側面もある。