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クアルコム、アマゾンと最大600億ドルのAI半導体供給で提携 株価は急騰

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半導体大手のクアルコム(NASDAQ: QCOM)は、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)との間で、AIデータセンター向け半導体に関する複数世代にわたる大規模な提携を発表した。この発表を好感し、クアルコムの株価は9月に入ってから大幅に上昇している。
提携の詳細
9月8日に発表されたこの提携は、AWSがクアルコム製のAIデータセンター向け半導体および関連製品を最大で600億ドル分購入する可能性があるという内容。契約には、アマゾンがクアルコムの株式を1株あたり161.26ドルで購入できる、総額40億ドル相当の新株予約権(ワラント)も含まれている。
この提携は、クラウドコンピューティング市場の巨人であるAWSが、AIインフラの構築において特定の半導体メーカーとの関係を深める動きとして注目される。
株価への影響と市場の反応
提携発表当日、クアルコムの株価は一時6.9%高の180.41ドルまで急騰した。その後も買いは続き、9月14日の終値180.15ドルは、9月1日の月始値165.71ドルから8.71%の上昇となった。
この動きを受け、アナリストの評価も上方修正されている。
Ad- RBCキャピタルは9月9日、目標株価を160ドルから180ドルに引き上げた。
- パイパー・サンドラーも9月11日に同社の投資判断を格上げした。
市場アナリストの平均目標株価は、現在約194ドルとなっている。一部では新株予約権による希薄化懸念から利益確定の動きも見られたが、株価は上昇分の大部分を維持している。
背景と今後の見通し
今回の提携は、AI技術の発展に伴うインフラ投資が活発化していることを背景としている。クアルコム経営陣は、データセンター事業の売上高を2029年までに150億ドルに引き上げるという野心的な目標を掲げている。
同社は「Snapdragon X2 Elite」プラットフォームの展開を加速させると同時に、半導体ポートフォリオ全体での価格引き上げを進めており、利益率の確保を図っている。