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ポンド、対ドルで下落 FRBのタカ派姿勢を警戒しドル買い優勢

28日の外国為替市場で英ポンドが対米ドルで下落した。翌日に米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を発表するのを前に、投資家がタカ派的な結果を警戒してドル買いのポジションを構築したことが背景にある。
協定世界時(GMT)10時30分(日本時間午後7時30分)時点で、ポンド/ドル(GBP/USD)は0.16%安の1.3278ドルで取引された。ユーロ/ドル(EUR/USD)も同様に0.13%安の1.1357ドルへと下落した。
FRBの利上げ観測がドルを押し上げ
市場の最大の注目は、水曜日に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)に集まっている。市場ではFRBが利上げに踏み切る確率が約40%織り込まれており、この観測がドル相場を支えている。
INGのグローバル・マーケット責任者であるクリス・ターナー氏は、「為替市場は明日のFRBによる利上げの可能性をより真剣に受け止め始めているようだ」と指摘。同氏は、FRBが早期に利上げすることで「インフレ抑制姿勢を市場に示し、結果的にその後の引き締めの必要性を減らすことができる」との見方が一部で浮上していると分析している。
ポンド下落は英国要因にあらず
Adターナー氏によると、今回のポンド下落は英国固有の材料によるものではなく、FOMCを控えた幅広いドル高の流れに巻き込まれた形だという。ユーロ安も同様に、欧州域内のニュースではなくドル高の動きが主導している。
市場の関心は、今週開催されるイングランド銀行(英中銀)の金融政策会合にも向かっている。INGは、この会合が「利上げへのハードルが高いことを市場に再認識させる可能性があり、ポンドの重荷となり得る」との見方を示した。
今後の注目点
投資家は今後発表される米国の経済指標に注目している。特に、ADP雇用統計、6月の貿易収支、7月の消費者信頼感指数が重要となる。先週の新規失業保険申請件数が弱い結果だっただけに、ADP雇用統計が予想を上回れば、ドルにとって追い風となる可能性がある。
ターナー氏は、FOMCの結果が判明するまで投資家がドルのポジションを大きく減らす可能性は低いと見ており、ドルインデックス(DXY)は101.50近辺で底堅く推移し、6月の高値である101.80を試すリスクもあると予想している。このドル高基調を反転させるには、FRBがハト派的な姿勢を示すか、米経済指標が予想を下回る必要があるだろう。