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パイパー・サンドラー、ハリバートンとパターソンUTIの投資判断を引き上げ 米陸上事業の見通し改善を評価

Summary
パイパー・サンドラーは、米国の陸上掘削活動の活発化と長期的なエネルギー安全保障の見通しを理由に、石油・ガス開発サービス大手のハリバートンとパターソンUTIエナジーの投資判断を「オーバーウエート」に引き上げた。
証券会社のパイパー・サンドラーは14日、石油・ガス開発サービス大手のハリバートン(HAL)とパターソンUTIエナジー(PTEN)の投資判断を、従来の「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げた。中東の地政学的な不確実性や原油価格の変動が続くものの、米国内の陸上事業の活動改善と長期的なエネルギー安全保障の見通し強化が、第2四半期決算を前に魅力的な買いの好機を生み出していると指摘した。
米国陸上事業の改善が追い風
パイパー・サンドラーは、米国の掘削活動の活発化、水圧破砕(フラッキング)設備の稼働率上昇、および価格設定の堅調化が、関連企業の業績修正を後押しすると予想している。特に、決算内容が市場予想を上回り、かつ通期見通しを引き上げる「ビート・アンド・レイズ」を達成する可能性が最も高い企業として、以下の4社を挙げた。
- ハリバートン
- パターソンUTI
- リバティ・エナジー
- プロペトロ
同行はまた、ハリバートンのVoltaGridへの出資や最近の国際契約の受注も、長期的な成長ドライバーになると付け加えた。
市場の背景と原油価格の変動
Adレポートによると、油田サービスセクターは依然として「不透明な状態」にある。原油価格は米・イスラエル・イラン間の紛争中に1バレル110ドルを超えて急騰した後、6月の停戦合意を受けて約70ドルまで下落。その後、ホルムズ海峡周辺での緊張再燃により、現在は75ドル近辺まで値を戻している。
このような価格変動は2026年後半にかけて投資家心理を慎重にさせているが、一方で2027年および2028年にかけては、より建設的な見通しを支える要因となっている。
その他の銘柄への見方
パイパー・サンドラーは、一部の銘柄にはより慎重な見方を示した。ウェザーフォード・インターナショナルについては中東情勢の混乱による2026年の業績リスクを、Flowcoについては操業コストの上昇をそれぞれ指摘した。
一方で、オフショア(海洋)サービス分野については長期的にポジティブな見方を維持しており、今後予定されるリグのアップグレードやLNG(液化天然ガス)への投資拡大が、今後数年間のセクターを支えるとみている。