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原油価格が2%超上昇、サウジの石油施設攻撃で供給懸念高まる

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中東での地政学的リスクの高まりを受け、14日の取引で原油価格が2%以上急伸した。サウジアラビアの主要パイプラインや船舶への攻撃が、世界のエネルギー供給に対する懸念を再燃させている。
ロイター通信によると、サウジアラビアのエネルギーインフラや中東の船舶に対する新たな攻撃を受け、エネルギー供給への懸念が強まったことから、14日の取引で原油価格は2%超上昇した。
中東の地政学リスクが価格を押し上げ
現地時間午前11時39分(日本時間15日午前0時39分)時点で、国際的な指標であるブレント原油先物は2.72ドル(2.6%)高の1バレル=107.33ドルで取引された。米国産WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物も2.51ドル(2.5%)高の1バレル=102.56ドルを付けた。
両指標ともテクニカル的に1週間以上「買われすぎ」の水準にあり、WTIは5月19日以来の高値で引ける勢いとなっている。価格は一時4%高まで急騰したが、トランプ米大統領がウクライナとロシアが互いのエネルギー施設を攻撃しないことで合意したと述べたことなどを受け、上げ幅を縮小した。
サウジのインフラが標的に
Ad市場の懸念の背景には、サウジアラビアの石油供給網に対する具体的な脅威がある。先週金曜日には、同国の東西を結ぶパイプラインが攻撃を受け、稼働停止に追い込まれた。サウジ政府はこの攻撃について、イラク国内のイランが支援する武装勢力によるものだと非難している。このパイプラインは、ホルムズ海峡を迂回して紅海へ石油を輸送する重要なルートであり、この攻撃は世界の石油供給の最大4%を脅かす可能性がある。
パイプラインが停止したことで、紅海に面したヤンブ港は貯蔵在庫に頼らざるを得ない状況となっている。業界筋3社の情報によると、この在庫は輸出の5〜7日分をカバーする程度と推定されている。Rystad社の石油市場アナリスト、ジャニブ・シャー氏は「市場は短期的にサウジの在庫が輸出への影響を緩和すると見ているようだが、供給障害がこの5〜7日の期間を超えれば、状況は急速に変化する可能性がある」と指摘している。
航路の緊張も高まる
イエメンでイランの支援を受けるフーシ派は、サウジアラビア国境近くの軍事空軍基地に対して新たな攻撃を行ったと発表したほか、紅海南端のバブ・エル・マンデブ海峡の支配を強めている。さらに、ホルムズ海峡を通過する商品輸送船の数は週末にかけて1日あたり1桁台にまで落ち込み、供給網の混乱が現実のものとなっていることが示された。