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原油価格が上昇、米軍によるイラン施設攻撃で中東の緊張高まる

Summary
週明けのアジア市場で原油価格が上昇した。米軍がホルムズ海峡付近にあるイランのミサイル発射装置を攻撃したことを受け、中東からの供給途絶懸念が再燃した。
週明けのアジア時間月曜の取引で原油価格が上昇した。米軍がイランのララク島にあるミサイル発射装置2基を攻撃したと報じられ、重要な輸送路であるホルムズ海峡におけるエネルギー供給への懸念が再燃した。
協定世界時0時7分(日本時間午前9時7分)時点で、11月物のブレント原油先物は1.7%高の1バレル=89.62ドル、ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油先物は1.6%高の1バレル=84.69ドルで取引された。
米軍による攻撃とイランの報復
今回の価格上昇は、米軍が日曜にホルムズ海峡近くのララク島にあるイランの発射装置2基に対して軍事作戦を実施したことを受けたもの。米国によるイランへの攻撃が確認されたのは7月下旬以来となる。
米当局者の話として報じられたところによると、イランのイスラム革命防衛隊が、機雷を搭載したロケットをこの戦略的な水路に発射する準備を進めているのが確認されたという。さらに、Fox Newsが米国の情報筋を引用して報じたところでは、イランはララク島への攻撃に対する報復とみられるミサイルをヨルダンに駐留する米軍に向けて発射。これらのミサイルのほぼ全てが迎撃され、現時点で重大な被害は出ていないという。
Ad市場への影響と背景
この最新の事態緊迫化により、中東における供給安全保障への懸念が再び高まっている。ホルムズ海峡は世界の石油供給量の約5分の1が通過する要衝であり、数ヶ月にわたる紛争によってすでに航行は大幅に混乱している。週末の報道では、同海峡を通過する船舶の数は1日数隻にまで減少していることが示された。
今年の原油市場は、中東情勢の展開に極めて敏感に反応してきた。軍事的エスカレーション、停戦交渉、ホルムズ海峡の航行回復の見通しなどを巡る期待の変化によって、ブレント原油価格は繰り返し大きく変動している。投資家の注目は、トランプ米大統領が日曜に、ベネズエラとの新たな合意に基づき取得した石油を用いて戦略石油備蓄(SPR)の補充を開始すると述べたことなど、より広範な供給動向にも集まっている。