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イラン、湾岸の米軍基地を攻撃 ホルムズ海峡封鎖で原油価格が急騰

米国とイランはミサイルやドローンによる大規模な攻撃を応酬し、イランは湾岸諸国の米軍施設を標的にするとともに、世界のエネルギー供給の要衝であるホルムズ海峡を再び封鎖したと発表した。この事態を受け、原油価格は急騰している。
攻撃の激化とホルムズ海峡
ロイター通信によると、イランの革命防衛隊は13日、米国の度重なる攻撃への報復として、バーレーンとクウェートの米軍施設を標的にしたと発表した。声明では、オマーンのレーダーシステムを破壊し、ヨルダンのプリンス・ハッサン空軍基地にある燃料タンクや弾薬庫も攻撃したとしている。
一方、米軍は12日の作戦で、航空機や艦船、ドローンを使用し、イランの防空システム、沿岸レーダー施設、ミサイル・ドローン能力、小型ボートなどを攻撃したと明らかにした。一連の攻撃と報復の応酬は、紛争の範囲とペースがエスカレートしていることを示している。
原油価格への影響と市場の懸念
地政学的リスクの急激な高まりを受け、国際的な原油価格の指標であるブレント原油は13日、4.3%上昇し1バレルあたり79.31ドルに達した。紛争前には世界の石油・液化天然ガスの5分の1が通過していたホルムズ海峡の事実上の封鎖は、世界的なインフレを助長する要因となっている。
Ad革命防衛隊は声明で、海峡の定期的な通航を回復する唯一の方法は米軍の軍事介入を終わらせることだとし、「介入が続けば、世界の石油・ガスセクターでより大きな事件につながる可能性がある」と警告した。この発言は、エネルギー市場の供給不安をさらに煽るものとみられる。
背景と米イラン間の対立
今回の攻撃の応酬は、先月締結された暫定合意の将来にさらなる疑念を投げかけている。この合意は、60日間の追加交渉を経て海峡を再開し、戦争を終結させることを目指していた。
米国のトランプ大統領は12日、ロイター通信に対し「我々は彼らを打ちのめしている」と述べ、停戦は終了したとの見解を示唆。一方、イランの交渉責任者であるモハンマド・バゲル・ガリバフ氏はSNSへの投稿で「一方的な取引の時代は終わった」と主張した。
イラン側は海峡の通航は現在不可能だとしているが、米国側は「イランは海峡を支配していない。通航は続いている」と反論しており、両国の主張は対立している。