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原油価格、ホルムズ海峡の緊張と米イラン交渉停滞で小動き

Summary
週明けの原油先物市場は、ホルムズ海峡での船舶通航量減少による供給懸念と、停滞する米イラン交渉を背景に、方向感の乏しい展開となっている。
週明け17日早朝のアジア市場で、原油価格は小動きとなっている。中東での紛争を巡る米国とイランの和平交渉に進展が見られない一方、石油輸送の要衝であるホルムズ海峡を通過するタンカーの交通量が減少しており、供給リスクと地政学的な不透明感が交錯している。
ホルムズ海峡の緊張続く
ロイター通信が報じたケプラー社の船舶追跡データによると、先週末にホルムズ海峡を通過した商品輸送船は土曜日に5隻、日曜日にはゼロとなり、その前の週末の31隻から大幅に減少した。これは、先週にアブダビ国営石油会社(ADNOC)が運航するタンカーやサウジアラムコの製油所が攻撃を受け、原油価格が週間で5%以上上昇したことを受けた動きである。
アラブ首長国連邦(UAE)は、木曜夜のADNOC船2隻への攻撃に続き、金曜日に海峡を通過中だった3隻目の同社運航船もイランから攻撃を受けたと非難したと、国営WAM通信が報じている。
米イラン交渉は停滞
Ad外交面では、イランのアラグチ外務次官が、イランは米国との協議再開を決定していないと述べた。一方で、トランプ米大統領は、紛争が続く間、国民に若干のガソリン価格上昇を受け入れるよう促している。
IGの市場アナリスト、トニー・シカモア氏は顧客向けノートで、「現状維持が続いている。双方が強固な姿勢を崩さず、市場は供給引き締まりのリスクと、代替ルートやその他の非公式なチャネルという安心材料を天秤にかける状況にある」と指摘した。
原油価格の動向
日本時間23時50分(GMT)時点で、国際的な指標であるブレント原油先物は20セント(0.2%)高の1バレル88.72ドルで取引された。一方、米国産WTI原油先物は5セント安の1バレル82.35ドルとなった。市場参加者は、中東情勢のさらなる悪化による供給途絶のリスクを警戒しつつも、決定的な材料に欠けるため様子見姿勢を強めている。