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原油価格、中東情勢緊迫と米在庫大幅減で急騰後に反落

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Jul 30, 20261 min read
原油価格、中東情勢緊迫と米在庫大幅減で急騰後に反落

Summary

前日に8%近く急騰した原油価格は、利益確定の動きから小幅に下落。しかし、イランを巡る地政学的リスクの高まりと、予想を大幅に上回る米国の原油在庫減少が相場を下支えしている。

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アジア時間の取引で原油価格は小幅に下落した。前日に中東情勢の緊迫化と米国の在庫減少を背景に急騰した後、投資家による利益確定の動きが広がった。

木曜日のアジア時間20時50分(米国東部時間)時点で、9月物のブレント原油先物は0.9%安の1バレル=89.92ドル、WTI原油先物は0.6%安の83.94ドルで取引された。前日の水曜日には、ブレント原油は約8%、WTI原油は6.6%の上昇を記録していた。

中東の地政学的リスクが再燃

水曜日の価格急騰の引き金となったのは、イランが中東の米軍に向けて弾道ミサイルを発射したことによる供給途絶への懸念再燃だ。ミサイルは迎撃されたものの、その後、米国とサウジアラビアの部隊が、米軍やサウジのエネルギーインフラへの攻撃に関与したとされるイラク国内のイラン系民兵組織に対し報復攻撃を実施した。

これを受け、米国のトランプ大統領は水曜日にFox Newsに対し、イランは「極めて厳しい打撃を受けるだろう」と警告。米・イラン間の外交的解決への期待は後退し、地政学的リスクプレミアムが原油価格を押し上げている。

米在庫の大幅減が供給逼迫を示唆

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価格を支えるもう一つの要因は、米国の供給引き締まりの兆候だ。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計によると、先週の米国の原油在庫は720万バレル減と、市場予想を大幅に上回る取り崩しとなった。これにより、在庫水準は2018年以来の低水準に落ち込んでいる。

このデータは、世界最大の石油消費国である米国での短期的な供給逼迫観測を強め、価格の下支え材料となっている。

紅海周辺でのリスクも拡大

紛争はペルシャ湾岸地域以外にも拡大している。エジプト当局は、同国沖で操業する天然ガス運搬船2隻がドローン攻撃を受けたと報告。また、イエメンではイランの支援を受けるフーシ派が、紅海とバブ・エル・マンデブ海峡周辺で商業船舶やサウジ関連のエネルギー資産への攻撃を激化させている。

バブ・エル・マンデブ海峡は、紅海とアデン湾を結ぶ世界で最も重要な海上交通の要衝の一つであり、この地域の混乱は輸送コストや保険料の高騰に繋がり、世界のエネルギー供給網への懸念を一層高めている。

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