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中東緊迫で原油100ドル超、米長期金利は5%に迫る CPI発表を前に市場は警戒

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Sep 11, 20261 min read
中東緊迫で原油100ドル超、米長期金利は5%に迫る CPI発表を前に市場は警戒

Summary

中東の地政学的リスクの高まりを受け、原油価格が1バレル100ドルを突破。インフレ再燃懸念から米国の長期金利も急騰し、市場は今週発表される米消費者物価指数(CPI)と来週の連邦公開市場委員会(FOMC)に注目している。

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米国とイランの対立激化を背景に、原油価格が2026年7月以来初めて1バレル=100ドルの大台を突破し、世界の金融市場に緊張が走っている。エネルギー価格の高騰はインフレ再燃への懸念を強め、米国の長期金利を約20年ぶりの高水準に押し上げた。投資家は、本日発表される米消費者物価指数(CPI)と来週の米連邦準備制度理事会(FRB)の政策会合を固唾をのんで見守っている。

中東情勢の悪化が原油高を招く

夏以降、米国とイランの関係は急速に悪化している。ロイター通信によると、米軍によるイランの石油タンカー5隻の破壊報告に対し、イラン革命防衛隊が弾道ミサイルで報復。ホルムズ海峡付近で複数の船舶を攻撃するなど、報復の応酬が続いている。

さらに、イランが支援するフーシ派がイエメンの港湾都市モカを制圧し、紅海の戦略的な島々へ進軍したことで、原油輸送のもう一つの要衝であるバブ・エル・マンデブ海峡の航行にも脅威が及んでいる。こうした地政学的リスクの高まりを受け、北海ブレント原油先物価格は木曜日に一時108ドル近くまで急騰した。

金利急騰とFRBへの圧力

原油価格の高騰は、インフレ期待を再び押し上げ、主要国の国債利回りを急上昇させた。指標となる米10年物国債利回りは木曜日に4.9%を超え、2023年以来の高水準を記録。30年債利回りは5.38%を超えて約20年ぶりの高さとなり、2年債利回りも約4.6%まで上昇した。

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市場の関心は、FRBが来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切るかどうかに集まっている。金利先物市場では、0.25ポイントの利上げが実施される確率が65%以上織り込まれている。本日発表される8月のCPIが、FRBの最終判断を左右する重要な材料となる。

為替市場では円が急伸

為替市場では、円が対ドルで急伸する場面が見られた。日本銀行による金融引き締めペースが加速するとの観測や、日本の投資家が巨額の海外保有資産を国内に還流させる可能性が意識されたことが背景にある。円は火曜日に一時1ドル=152.89円と、7カ月ぶりの高値を付けた。

欧州では、欧州中央銀行(ECB)が木曜日、エネルギー価格主導のインフレを抑制するため、政策金利を0.25ポイント引き上げ2.50%とすることを決定した。世界的に金融引き締めへの圧力が強まる中、市場は当面、神経質な展開が続くとみられる。

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