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ノースロップ・グラマン、メリーランド州に新推進技術センター開設 固体ロケットモーター増産へ

米防衛大手のノースロップ・グラマン(NYSE: NOC)は、メリーランド州エルクトンに新たな「推進技術革新センター」を開設した。この施設は、米国および同盟国の防衛プログラム向けに、先進的な推進技術の開発と生産能力の増強を目的としている。
施設開設の概要
新たに開設されたセンターは敷地面積5万7000平方フィート(約5,300平方メートル)で、約250人のエンジニアが先進的な推進技術の開発に従事する。開設式典には、同社幹部のほか、メリーランド州のウェス・ムーア知事も出席した。
この施設は、同社の固体ロケットモーター製造ネットワーク全体の能力を拡大させるものであり、メリーランド州における高度な技術職や製造業の雇用創出にも繋がるとしている。
大規模投資と生産能力の拡大
今回のセンター開設は、ノースロップ・グラマンがエルクトン拠点に投じる総額1億ドルの投資計画の一環である。この投資は、極超音速エアブリージング推進システムや固体ロケットモーターの生産能力向上を目的としている。
Adこの新施設と進行中の近代化改修により、同拠点では以下の効果が見込まれる。
- 固体ロケットモーターの設計・製造能力が25%向上
- 人員配置が30%以上増加
市場への影響と背景
ノースロップ・グラマンは、極超音速兵器や戦術ミサイルに使用される固体ロケットモーターと先進推進システムの開発から生産までを一貫して手掛けている。同社は過去7年間で弾薬関連技術および施設に20億ドル以上を投資してきた。
同社は、固体ロケット推進剤の年間生産能力を現在の約3000万ポンドから2028年までに約5000万ポンド近くまで増加させる計画だ。また、モーターの年間生産数も2024年の約1万3000基から2029年までに2万5000基以上に引き上げることを目指している。一連の動きは、地政学的緊張を背景としたミサイルや弾薬への需要増に対応し、米国の防衛産業基盤を強化する戦略的な取り組みとみられる。