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ニッケル大手の力勤資源がA株IPO、ブックビルディングを開始

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Sep 18, 20261 min read
ニッケル大手の力勤資源がA株IPO、ブックビルディングを開始

Summary

世界最大級のニッケル製品貿易量を誇る力勤資源(Lygend Resources)が9月18日、深圳証券取引所での新規株式公開(IPO)に向けたブックビルディングを開始した。発行価格は1株あたり21.23元に設定されている。

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世界的なニッケルサプライチェーン大手である力勤資源(Lygend Resources、銘柄コード: 001246.SZ)は9月18日、深圳証券取引所のA株市場への新規株式公開(IPO)に向けたブックビルディング(需要予測)を開始した。同社はニッケル製品の貿易量で世界首位の地位を確立している。

IPOの概要

目論見書によると、今回のIPOの主要な条件は以下の通り。

  • 発行価格: 1株あたり21.23元
  • 株価収益率(PER): 12.98倍
  • 申込上限: 51,500株
  • 上場市場: 深圳証券取引所
  • 主幹事証券: 中金公司(CICC)

事業内容と市場での地位

力勤資源は、上流のニッケル資源調達から製品貿易、生産、販売までを一貫して手掛ける企業。当初はニッケル製品の貿易から事業を開始し、その後、生産分野へと事業を拡大することで、サプライチェーンの複数段階にまたがる垂直統合モデルを構築した。

同社の生産拠点は主にインドネシアのオビ島と中国の江蘇省宿遷市にある。特にインドネシアでは、EV(電気自動車)用バッテリーに不可欠なニッケル・コバルト化合物を生産する湿式製錬(HPAL)プロジェクトと、ステンレス鋼向けのフェロニッケルを生産する乾式製錬プロジェクトを運営している。

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コンサルティング会社「灼識諮詢(China Insights Consultancy)」の報告書によると、同社は複数の分野で市場をリードしている。

  • ニッケル製品貿易: 2024年の貿易量は世界第1位で、世界のニッケル需要の10.4%に相当。また、中国最大のニッケル鉱石サプライヤーでもあり、同年の市場シェアは約35.8%を占める。
  • HPAL技術による生産: 2024年末時点で、同社が支配権を持つHPALプロジェクトの年間設計生産能力は世界第2位(市場シェア19.7%)に位置する。

財務状況と今後の見通し

目論見書に記載された業績は、力強い成長を示している。2023年度から2025年度にかけて、売上収益は212.86億元から402.55億元へ、純利益は17.20億元から47.50億元へと大幅に増加した。

同社の製品は、ステンレス鋼メーカーに加え、需要が急拡大する新エネルギー分野の三元系電池材料メーカーにも供給されている。世界的な脱炭素化の流れの中で、EVバッテリー向けニッケルの需要は今後も堅調に推移するとみられており、同社の成長を後押しする要因になると投資家はみている。

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