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ペルシャ湾で新たな油膜2件、船舶攻撃との関連浮上 オマーン沖の大規模流出に続き

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Aug 14, 20261 min read
ペルシャ湾で新たな油膜2件、船舶攻撃との関連浮上 オマーン沖の大規模流出に続き

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ロイター通信によると、イラン海域で新たに2件の油膜が確認された。船舶への攻撃が原因との見方が出ており、オマーン沖で進行中の大規模な原油流出とは別に、環境リスクと地政学的緊張への懸念が高まっている。

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ロイター通信が検証した衛星画像や映像により、イラン海域で新たに2件の油膜が確認された。米・イラン間で続くタンカーなどへの攻撃の応酬が、ペルシャ湾の環境破壊につながるとの懸念が強まっている。

この事案とは別に、オマーン沖のホルムズ海峡外では、座礁したタンカー「Caroline Bezengi」からロシア産原油が流出し、推定2,000平方キロメートルに及ぶ大規模な油膜が発生、環境災害がすでに進行している。

2件の油膜の詳細

ロイター通信によると、コペルニクスの「センチネル2」衛星が撮影した画像から、2件の油膜が確認された。1件はホルムズ海峡に位置するイランのゲシュム島南端沖で確認されたもので、もう1件はゲシュム島の南西約100kmにあるシッリ島近海で発見された。

  • ゲシュム島沖の油膜: 8月10日の衛星画像で確認。オランダの平和団体PAXの研究者であるウィム・ズウィネンブルク氏は、油膜の一部が暗色であることから重油である可能性を指摘。油膜は希釈されながら約160kmにわたって広がっているという。衛星画像を用いて石油流出を監視するSkyTruth社のジョン・エイモスCEOは「ここ数カ月で見た中で最大級であり、重大なインシデントだ」と述べている。
  • シッリ島近海の油膜: 8月13日の衛星画像で確認。同島周辺にはイランの海上石油・ガス生産施設が存在する。

船舶攻撃が原因か

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タンカー追跡サービスTankerTrackers.comの共同設立者であるサミール・マダニ氏は、ゲシュム島沖の油膜について、リベリア船籍のばら積み貨物船「ミノアン・パイオニア号」からの漏出が原因である可能性が高いとの見方を示した。

海事セキュリティ情報筋によると、同船は8月3日にホルムズ海峡を航行中、オマーン沖で国籍不明の飛翔体による攻撃を受け、乗組員1名が行方不明となっている。イラン外務省の報道官もSNSへの投稿で、ゲシュム島に到達した石油汚染について「初期の証拠は外国のばら積み貨物船を発生源として示している」と述べた。

市場への示唆

この地域での紛争は、石油流出の評価や浄化作業を複雑にしている。南フロリダ大学のブライアン・バーンズ氏は「石油の流出が長引くほど、拡散して生態系や沿岸に損害を与える可能性がある」と指摘する。また、「ミノアン・パイオニア号」のサルベージ作業は、イラン当局からの許可取得の問題で難航していると報じられている。

世界有数の石油輸送の要衝であるホルムズ海峡周辺での地政学的緊張の高まりは、船舶保険料の上昇や航行の遅延につながる可能性がある。事態がエスカレートすれば、原油価格の不安定化要因となり、投資家は関連するリスクを注視する必要がある。

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