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マイクロン株が急反発、記録的決算とAIメモリー需要の追い風で

半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(MU)の株価が9日の取引で急反発し、心理的な節目である1,000ドルを回復しました。6月下旬に付けた過去最高値から約22%下落する調整局面を経て、好調なファンダメンタルズを再評価した押し目買いが集まっています。
記録的な業績と強気な見通し
株価回復の基盤となっているのは、同社が発表した驚異的な2026年度第3四半期決算です。売上高は前年同期比346%増の414.6億ドル、1株当たり利益(EPS)は25.11ドルに達し、いずれも市場コンセンサスを大幅に上回りました。
さらに、第4四半期の売上高見通しとして約500億ドルという画期的な数字を提示したことも、投資家心理を力強く支えています。同社はまた、米国への投資計画を2025年までに2,500億ドルに引き上げることも発表しており、長期的な成長へのコミットメントを示しています。
AIメモリー市場の活況とアナリストの支持
マイクロンの株価上昇は、同社固有の要因だけでなく、メモリー市場全体の追い風も受けています。UBSのレポートによると、世界の月間メモリー売上高は過去最高の746億ドルに達し、特にDRAMは前月比27.7%、NANDは同40.7%と急増しました。これは、構造的な供給逼迫が続いていることを裏付けています。
Adこうした状況を受け、アナリストも強気な見方を維持しています。バークレイズは投資判断を「オーバーウエート」に据え置き、目標株価を2,000ドルに引き上げました。また、メリアス・リサーチはウォール街で最も高い2,200ドルの目標株価を提示しています。
長期的な需要の可視性
最近の株価調整は、事業環境の悪化ではなく、短期的な「ニュースで売る」動きであったとの見方が大勢です。同社はAIラボのAnthropicとの提携を含む16の戦略的顧客契約を締結しており、これにより220億ドルを超える収益が確定し、複数年にわたる需要の可視性が確保されています。
特に需要が旺盛な高帯域幅メモリー(HBM)の生産能力は、2027年から2028年にかけて予約で埋まっている状況です。これらの要因が、AIメモリーのスーパーサイクルが依然として健全であることを市場に再認識させ、今回の株価の力強い反発につながりました。