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Meta、新AI画像生成機能を停止 プライバシー懸念の批判受け提供開始から数日で

米Metaは10日、今週提供を開始したばかりのAI画像生成機能「Muse Image」を停止すると発表した。公開されているInstagramのユーザー投稿を学習データとして利用する仕様に対し、プライバシー上の懸念から著名人や業界団体を含む広範な批判が寄せられたことに対応した形だ。
背景:自動適用の「オプトアウト方式」に批判殺到
問題となったのは、Metaが火曜日に発表した初の画像生成モデル「Muse Image」だ。この機能は同社のAIチャットボットに統合され、ユーザーの公開写真をインプットとして利用できるものだった。
しかし、この機能はユーザーが能動的に拒否しない限り、自身の公開コンテンツがAIの参照対象となる「オプトアウト方式」を自動的に採用していた。この仕様に対し、エミー賞受賞俳優のハンナ・アインビンダー氏らがInstagram上で批判を展開したほか、米俳優組合(SAG-AFTRA)も強く反発していた。
業界団体も反発、迅速な方針転換へ
AdSAG-AFTRAは木曜、組合員やInstagramユーザーに対し、同機能からオプトアウトするよう呼びかけた。声明で「明確で目立つ形でのオプトイン(事前同意)以外のいかなる利用方法も受け入れられない」と、Metaの姿勢を厳しく批判した。
こうした反発を受け、Metaは金曜日に機能の提供停止を決定。同社は「意図は有用な創造的ツールを提供し、公開コンテンツの参照方法についてユーザーに制御権を与えることだった」としつつ、「この機能が的を外していたとのフィードバックを受け、提供を終了する」と説明した。この決定に対し、SAG-AFTRAは「責任ある行動だ」と歓迎の意を示している。
市場への示唆:AI開発とユーザーデータの倫理
今回の迅速な方針転換は、AI機能開発において、テクノロジー企業がユーザーの公開データをどのように扱うかについて、厳しい視線が注がれていることを浮き彫りにした。投資家や市場関係者にとって、AI技術の急速な進歩と、プライバシー保護や倫理的配慮とのバランスが、企業の評判や持続可能性を左右する重要なリスク要因であることを示唆している。