Story
ルーシッド株が一時46%急落、破産申請を含む戦略的選択肢を検討中との報道で

Summary
米EVメーカーのルーシッド・グループの株価が14日、非公開化や連邦破産法第11条の適用申請を含む戦略的選択肢を検討中との報道を受け、一時46%急落した。市場では同社の財務状況に対する懸念が急速に高まっている。
米国の新興電気自動車(EV)メーカー、ルーシッド・グループ(LCID)の株価が14日の取引で急落した。同社が株式の非公開化や連邦破産法第11条(チャプター11)の適用申請といった戦略的選択肢を検討しているとの報道が嫌気され、株価は一時46%下落し、ボラティリティを理由とする売買停止措置が2度発動された。
報道の詳細
EV専門ニュースサイト「electric-vehicles.com」が報じたところによると、ルーシッドは再建アドバイザーのアリックスパートナーズを起用し、取締役会に対して複数の戦略的選択肢を提示するよう求めたという。検討されている選択肢には、サウジアラビアの政府系ファンドの支援を受けた非公開化や、チャプター11の申請などが含まれているとされる。
同報道によれば、アリックスパートナーズは、米国および欧州での追加リストラと、同社にとって2番目のモデルとなるSUV「グラビティ」への経営資源集中を取締役会に推奨する見込みだ。グラビティは2024年後半の少量生産開始以来、品質問題に直面していると伝えられている。
ただし、これらの選択肢はあくまでアドバイザーが評価を求められたシナリオの一つであり、取締役会が決定を下したものではないと、同報道は付け加えている。
Ad市場の背景と投資家への影響
ルーシッドを巡っては、筆頭株主であるサウジアラビアの政府系ファンドによる非公開化の可能性が、これまでも市場で度々取り沙汰されてきた。しかし、破産申請の可能性が報じられたことで、投資家の間で同社の財務健全性に対する懸念が急速に拡大した形だ。
今回の報道に対し、同社からの公式なコメントは出ていない。投資家は、チャプター11の申請となれば既存株主の価値が大幅に毀損されるリスクを織り込み、売りが殺到した。今後、ルーシッド経営陣がこの報道に対してどのような声明を出すか、市場の注目が集まっている。