Story

ロウズとホーム・デポ、低迷する米住宅改修市場で投資妙味があるのはどちらか

ENTHMSVIIDZHZH-TWJAKOHI
Sep 9, 20261 min read
ロウズとホーム・デポ、低迷する米住宅改修市場で投資妙味があるのはどちらか
Text size
Background

米国の住宅改修小売大手ロウズ(LOW)とホーム・デポ(HD)の株価が軟調に推移する中、投資家は相反する二つの選択肢に直面している。Investing.comの分析によると、ロウズは株価評価(バリュエーション)の観点から反発の余地が大きい一方、ホーム・デポは足元の事業の勢いで優位に立っている。

バリュエーションで優位なロウズ

ロウズへの投資判断は、主にその割安なバリュエーションに基づいている。同社の株価収益率(PER)は17.0倍(2026年7月31日時点)であり、ホーム・デポの22.0倍を大きく下回る。株価は2026年9月8日までの1年間で25.36%下落しており、市場の期待値が低い状態にある。

このため、住宅市場の好転や金利環境の改善といったポジティブな材料が出た場合、株価が大きく反発する可能性を秘めている。しかし、同社は最近、業績見通しを従来予想の下限に引き下げており、直近の既存店売上高も市場予想を下回るなど、事業面では課題が残る。

  • 株価収益率(PER): 17.0倍
  • 直近の既存店売上高伸び率: 0.2%
  • Investing.comによるフェアバリュー: 183.61ドル(9月9日時点、現在株価に対し-8.6%の乖離)

事業の勢いで勝るホーム・デポ

対照的に、事業の現状ではホーム・デポが優勢だ。2026年第2四半期の既存店売上高は1.7%の増加となり、ロウズの0.2%を上回った。同社は2026年度の既存店売上高見通しを維持しており、事業の安定性を示している。

Sample IUX Markets – In-articleAd

また、プロの顧客や緊急の需要に対応するため、3時間配送サービスを全米に拡大するなど、戦略的な施策も進めている。ただし、PERは22.0倍(2026年7月31日時点)と高水準であり、フリーキャッシュフローが前期比で減少している点には注意が必要だ。

  • 株価収益率(PER): 22.0倍
  • 直近の既存店売上高伸び率: 1.7%
  • Investing.comによるフェアバリュー: 280.01ドル(9月9日時点、現在株価に対し-10.7%の乖離)

投資家が直面するトレードオフ

結論として、両社は明確なトレードオフを提示している。ロウズは割安感から株価反発を狙う「バリュー株」としての側面が強いが、その安さが業績回復の遅れを反映しているリスクも存在する。一方、ホーム・デポは事業の力強さで勝るが、その優位性が既に株価に織り込まれている可能性があり、今後の上昇余地は限定的かもしれない。

投資家は、バリュエーションの魅力を取るか、事業の安定性とモメンタムを重視するかという判断を迫られることになる。

Back to latest news

LATEST