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クローガー、通期売上高見通しを下方修正 消費者心理の悪化を反映

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米スーパーマーケット大手のクローガーは11日、通期の既存店売上高見通しを下方修正した。景気の先行き不透明感や根強いインフレを背景に、消費者の支出が必需品分野でも慎重になっていることを浮き彫りにした。
業績見通しの引き下げ
ロイター通信によると、クローガーは燃料を除く通期の既存店売上高について、従来の1%~2%増から0.2%~0.8%増へと見通しを引き下げた。この発表を受け、同社の株価は時間外取引で約3%下落した。
今回の下方修正は、米国の家計が直面する経済的圧力を示す新たな兆候となる。投資家にとっては、生活必需品を扱う小売企業でさえも消費者の支出抑制の影響を免れないことを示唆しており、小売セクター全体の動向を注視する材料となる。
消費の冷え込みが背景に
見通し引き下げの背景には、米国の個人消費の明確な減速がある。米国の消費者信頼感は8月に悪化し、7月の小売売上高は9ヶ月ぶりに予想外の減少を記録した。特に中・低所得者層は、必需品や価格価値の高い商品への支出を優先する傾向を強めている。
Adこの傾向はクローガーの直近の業績にも反映されている。
- 第2四半期の既存店売上高の伸び率は0.2%と、前年同期の3.4%から大幅に鈍化した。
- この数値は、LSEGがまとめた市場予想(0.9%増)も下回る結果となった。
薬価引き下げも逆風に
クローガーは、インフレ抑制法(IRA)による影響も売上高への逆風になったと説明している。同法によりメディケア(高齢者向け公的医療保険)受益者向けの処方箋薬価格が引き下げられたことで、同社の薬局部門の収益が圧迫された。この影響は、売上高全体に対して約140ベーシスポイントのマイナス要因になったという。