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中国上場銀行、中間配当総額2600億元超の見通し ICBCが筆頭

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Sep 5, 20261 min read
中国上場銀行、中間配当総額2600億元超の見通し ICBCが筆頭
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中国A株市場の2026年上半期決算発表が完了し、上場銀行の中間配当計画が明らかになった。9月4日時点で、20行が合計2661.13億元(約5.8兆円)に上る中間配当を発表しており、一部は9月中旬にも株主への支払いが開始される見込みだ。

国有大手行が配当を牽引

配当総額で市場を牽引するのは国有大手行だ。国有6大銀行の中間配当合計額は2209.89億元に達し、前年同期比で160億元以上増加した。6行は今回、中間配当の配当性向を従来の30%から31%に一斉に引き上げ、株主還元を強化する姿勢を鮮明にした。

個別の配当額では、中国工商銀行(ICBC)が538.53億元でトップとなり、中国建設銀行(CCB)も525.82億元と500億元を超える高水準の配当を計画している。これに農業銀行(453.93億元)、中国銀行(383.43億元)が続く。

また、今年から中間配当を新たに開始、あるいは再開する銀行も目立つ。瑞豊銀行と成都銀行は今回が初の中間配当となり、北京銀行は2024年以来2年ぶりの中間配当実施となる。

機関投資家で分かれる銀行株への見方

今回の高水準な配当計画は、銀行セクターへの投資家の関心を高めているが、機関投資家の間では対応が分かれている。年金基金や保険会社といった長期資金は、銀行株への投資を積み増す動きを見せている。

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  • 全国社会保障基金:2026年第2四半期末時点で、銀行株の保有総額は2511.12億元に達した。特に農業銀行への投資額は1427.72億元と突出しており、工商銀行も871.85億元を保有している。
  • 保険資金:第2四半期には、工商銀行や建設銀行などの大手行の株式を買い増した。中国人寿保険は建設銀行の大株主上位10社に名を連ねた。

一方で、公募ファンドは対照的な動きを見せている。華創証券のレポートによると、アクティブ運用の株式ファンドにおける銀行株の保有比率は、第2四半期に過去最低水準の1.1%まで低下した。

背景と市場への示唆

堅調な業績が積極的な株主還元を支えている。2026年上半期、上場42行の純利益は合計で前年同期比2.96%増の約1.13兆元に達した。蘇商銀行の特約研究員である付一夫氏は、銀行株は「高配当と低バリュエーションという二重の魅力を持ち、低金利環境下で安定したリターンを求める資金を引きつけている」と指摘する。

銀行セクターの株価指数は、年初に下落したものの7月以降に反発し、9月4日時点で年初来プラスに転じている。今回の配当は、経済回復への期待感と相まって、銀行株のディフェンシブな特性と成長性の両面を投資家にアピールする材料となりそうだ。

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