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IBM、通期売上高見通しを下方修正 AIインフラ投資優先で

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米IBMは、顧客企業がAI(人工知能)インフラへの支出を優先していることを受け、2026年通期の売上高成長率見通しを下方修正した。同社が発表した第2四半期決算も、売上高・利益ともに市場予想を下回った。
通期見通しを下方修正
IBMは7月22日、2026年の売上高成長率見通しを従来の「5%超」から4%~5%の範囲に引き下げると発表した。LSEGがまとめたアナリストの平均予想である4.8%増(707億7700万ドル)は、この新ガイダンスの中間値を下回っている。
この背景には、企業が希少なサーバー、半導体、ネットワーク機器の確保を急ぐあまり、IBMのソフトウェアやメインフレームといった従来型ITへの支出を削減しているという市場の懸念がある。先週、アービンド・クリシュナCEOは同社が市場の変化への適応に「つまずいた」と認め、株価は1日で25%急落し、過去100年以上で最大の下落率を記録していた。
第2四半期はメインフレーム事業が不振
6月30日に終了した第2四半期の業績も、企業の支出動向の変化を色濃く反映した。
Ad- 総売上高: 171億6000万ドル(前年同期比1%増)で、市場予想の175億8000万ドルに届かず。
- 調整後1株当たり利益: 2.93ドルで、予想の2.97ドルを下回った。
- ソフトウェア事業: 売上高は5%増の77億6000万ドルだったが、予想の78億8000万ドルには及ばなかった。
- インフラ事業: メインフレーム「Z」の売上高が42%と大幅に落ち込んだことが響き、部門全体の売上高は7%減の38億4000万ドルとなった。
ジェームズ・カバノー最高財務責任者(CFO)はロイター通信に対し、メインフレーム関連事業が同四半期の成長率を「5ポイント以上」押し下げたと述べ、当初の想定(1~2ポイント)を大幅に上回る影響だったことを明らかにした。
市場の反応と今後の見通し
決算発表後、IBMの株価は時間外取引で2%以上上昇した。先週の警告で悪材料がある程度織り込まれていた可能性がある。
カバノーCFOは「顧客がメインフレームから離れている証拠はない」とし、下半期にはプログラムの大幅な業績回復を見込んでいると述べ、投資家を安心させようと努めた。一部のアナリストは、今回の不振はIBMのメインフレーム事業に特有の問題であり、ソフトウェア業界全体への影響は限定的との見方を示している。