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HP株、AIパソコン発表で52週高値更新 今月9%超の上昇

Summary
パソコン大手HPの株価が、AI搭載PCの新製品発表と好調な業績見通しを背景に急騰し、52週高値を更新した。投資家の間でPCの買い替えサイクルとAI戦略への期待が高まっている。
パソコン大手のHP(HP Inc.)の株価が、人工知能(AI)機能を搭載した新型PCの発表を好感し、9月11日の取引で52週高値を更新した。同社のAI戦略への期待から買いが集まり、株価は今月に入り9%を超える上昇を記録している。
AI戦略への期待が株価を押し上げ
HPは9月11日、新型AIパソコン「OmniBook」シリーズを発表した。この製品ラインは、Red Hat、Nvidia、OpenAIとの提携に基づき、デバイス上でAI処理を行うハイブリッドAIのワークロードに対応する。この発表を受け、同日のHP株は一時約8.3%急騰し、52週高値となる34.94ドルを付けた。
同日、RBCキャピタルはHPの投資判断を「セクターパフォーム」、目標株価を33ドルとしてカバレッジを開始した。目標株価は足元の株価水準を下回るものの、市場では新たなPC買い替えサイクルと、HPのエッジAI分野での成長に対する期待が強まっている。
好調な業績と強気な見通しが下支え
今回の株価上昇は、同社が8月26日に発表した好調な第3四半期決算も背景にある。決算内容は市場の予想を上回り、投資家心理を支えた。
Ad- 売上高: 過去最高となる157億ドル(前年同期比13%増)
- パーソナルシステム部門の売上高: 前年同期比18%増
- 非GAAPベースの一株当たり利益(EPS): 0.83ドル(同11%増)
この決算を受け、HPは通期のEPS見通しを従来の2.90〜3.10ドルから3.19〜3.29ドルへと引き上げている。
テクノロジー関連株への関心高まる
HPの株価上昇は、テクノロジー・ハードウェア銘柄全般への関心の高まりを反映している。半導体大手のクアルコム(Qualcomm)の株価も、データセンター部門への期待から今月に入り13%以上上昇。同業のAMDやインテルも同様に堅調な値動きを見せている。
一方で、クアルコムの競合である台湾のメディアテックが新たなスマートフォン向け半導体を発表するなど、競争環境は依然として厳しい。市場参加者は、AIの普及がハードウェア各社の業績に与える影響を注視している。