Story
ハイセンス家電、タイの土地を約4.3億バーツで売却 海外資産の最適化図る

Text size
Background
中国の家電大手、海信家電集団(ハイセンス・ホーム・アプライアンス・グループ、00921.HK)は9月11日、タイの工業団地内に保有する土地の一部を売却する契約を締結したと発表した。売却額は約4億3260万タイバーツ(約8787万人民元)で、海外資産の最適化とキャッシュフローの改善を狙う。
売却の概要
同社の発表によると、完全子会社であるHHA Thailandが、LigentComm社との間で土地の売買契約を締結した。売却対象となるのは、タイのアマタ工業団地内に位置する土地で、総額は約4億3260万タイバーツとなる。
- 売主: HHA Thailand(ハイセンス家電集団の完全子会社)
- 買主: LigentComm
- 対象資産: タイのアマタ工業団地内の土地
- 面積: 約61.8ライ(約98,890平方メートル)
- 売却価格: 約4億3260万タイバーツ(約8787万人民元)
戦略的背景と目的
ハイセンスは2024年、グローバルな「7+1」製造ネットワーク構想の一環として、またASEAN市場の拡大に対応するため、同工業団地内に広大な土地(約394.1ライ)を取得していた。今回の売却は、タイの生産拠点に必要な土地規模を見直し、余剰分を売却することで、海外の生産能力配置を最適化し、既存の土地資産を有効活用(盤活)することが目的だという。
Ad同社は、この土地売却がタイ生産拠点の当初の設計生産能力に影響を与えることはないとしている。むしろ、中核となる製造能力の向上にリソースを集中させるというグループ全体の戦略に沿った動きであると説明している。
財務への影響と今後の展望
今回の資産売却により、ハイセンスはプラスのキャッシュフローと会計上の利益を見込んでいる。投資家にとっては、資産効率の改善と財務体質の強化につながるポジティブな動きと捉えられるだろう。
さらに同社は、買主であるLigentComm社を含む、アマタ工業団地内の近隣メーカーとの相乗効果(シナジー)にも期待を示している。これにより、戦略的なサプライヤーとのパートナーシップを構築し、将来の事業展開を支援する狙いがある。