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ヒンドゥスタン・ユニリーバ株が急落、第1四半期減益が予想下回る

Summary
インドの消費財大手ヒンドゥスタン・ユニリーバの株価が6%超下落。中東情勢に起因する原材料費の高騰が響き、第1四半期の純利益が前年同期比4%減となり、市場予想を大幅に下回ったことが嫌気された。
インドの消費財大手ヒンドゥスタン・ユニリーバ(HUL)の株価が28日の取引で急落した。同日発表された2027年度第1四半期決算において、純利益が市場予想を下回ったことが売り材料となった。株価は一時6.3%安の2,038.4ルピーまで下落した。
予想を下回った決算内容
同社が発表した第1四半期(4-6月期)の単独純利益は、前年同期の2,732億ルピーから4%減の2,631億ルピー(約26億3100万ルピー)となった。これはアナリスト予想を約5.9%下回る水準である。
一方で、同四半期の売上収益は前年同期の1兆5958億ルピーから1兆7529億ルピーへと堅調に増加した。しかし、市場は増収よりも収益性の悪化を重く受け止めた形だ。なお、11.5億ルピーのリストラ費用など一時的な項目を除いた調整後利益は、前年同期比9%増の3,623億ルピーだったが、ヘッドラインの数字に対する失望が売りを誘った。
コスト増が利益を圧迫
HULは減益の要因として、原材料費および経費の上昇を挙げている。特に、中東紛争に関連する地政学的リスクがコスト増に繋がり、利益率を圧迫したと示唆した。
Ad増収を確保しながらも最終利益が減少したことは、コストインフレを価格転嫁しきれていない可能性を投資家に意識させた。この日のインド株式市場は、主要株価指数であるNifty 50やBSE Sensexがほぼ横ばいであったことから、HULの株価下落は市場全体ではなく、企業固有の決算内容に起因するものであることが浮き彫りとなった。
テクニカルな売りも加速
決算発表前から、HULの株価は50日移動平均線(2,163ルピー)および200日移動平均線(2,286ルピー)を下回る下降トレンドにあった。今回の失望決算は、このテクニカルな弱さに拍車をかけ、売りを加速させる要因となった。
株価は一時2,034ルピーまで下落し、52週安値である2,022.5ルピーに迫る場面も見られた。投資家は、コスト圧力の継続と今後の収益性について、より慎重な見方を強めている。