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中東主要海峡の船舶通航量、米イラン協議の不透明感で横ばい

Summary
米国とイランの協議の先行きが不透明な中、ホルムズ海峡やバブ・エル・マンデブ海峡といった主要な海上交通路の船舶通航量は週明けも大きな変動を見せなかった。地政学リスクへの警戒感から、一部の船舶は航路を変更する動きも出ている。
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Background
米国とイランの和平協議を巡る不透明感が強まる中、中東の主要な海上交通路であるホルムズ海峡とバブ・エル・マンデブ海峡の船舶通航量は、週明けの月曜日もほぼ横ばいで推移した。船舶追跡データ会社Kplerのデータが示したもので、市場の様子見姿勢を反映している。
米・イラン協議の先行き不透明感
米・イラン間の協議の進展状況については、情報が錯綜している。イラン外務省の報道官は月曜日、米国との交渉は行われておらず、会談の予定もないと述べた。
これは、トランプ米大統領が日曜日に、戦争終結とホルムズ海峡の管理を巡る協議が行われている間は、イランへの新たな攻撃を保留していると発言した内容とは対照的だ。この食い違う見解が、海運市場の不確実性を高めている。
主要海峡の通航状況
Kplerのデータによると、各海峡の具体的な通航量は以下の通りとなっている。
Ad- バブ・エル・マンデブ海峡: 月曜日に通航した船舶は20隻(タンカー12隻、ばら積み船8隻)で、前日から横ばいだった。これらの船舶のほとんどは、船舶自動識別装置(AIS)の電源を入れたまま航行していた。
- ホルムズ海峡: 月曜日の通航量は6隻(タンカー3隻、ばら積み船3隻)と、前日の7隻からわずかに減少した。6隻すべてがイラン側の航路を利用した。
一部の船舶はAISの電源を切って航行している可能性があり、その場合は上記の集計に含まれていない。
地政学リスクと市場への影響
船舶への攻撃リスクが依然として懸念されており、海運市場の心理は慎重なままだ。イエメンのフーシ派がサウジアラビアの船舶を標的にすると警告していることを受け、一部のサウジアラビア船籍のスーパータンカーはアデン湾での航路を変更し、南アフリカ経由に迂回する動きを見せている。
投資家にとっては、地政学的な緊張が緩和されるまで、原油価格や海運運賃の不安定な状況が続く可能性があることを示唆している。