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金、週間で下落へ 原油高がFRBの金利高止まり懸念を再燃

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Jul 12, 20261 min read
金、週間で下落へ 原油高がFRBの金利高止まり懸念を再燃
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金価格は金曜日に下落し、週間ベースでもマイナスで引ける見通しとなった。米国とイラン間の緊張激化による原油価格の上昇がインフレへの懸念を再燃させ、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締め政策を長期化させるとの観測が強まったことが背景にある。

Investing.comによると、米国東部時間午後4時50分(日本時間土曜日午前5時50分)時点で、金現物価格は0.2%安の1オンス=4,114.45ドル、金先物価格は0.5%安の4,122.47ドルで取引された。両指標とも、週間では約1.6%の下落となる。

地政学リスクと原油高が金利見通しに影

今週の市場では、ホルムズ海峡周辺での商用タンカー攻撃を巡る米国とイランの報復合戦が原油価格を急騰させた。この動きが金融政策に与える影響について、投資家は慎重に評価している。

原油価格の上昇は、インフレ圧力を高める主要因となる。インフレが根強く続けば、FRBは政策金利をより長く高水準に維持する必要に迫られる可能性がある。金利の上昇は、利息を生まない資産である金の保有に伴う機会費用(オポチュニティコスト)を増大させるため、金価格にとってはマイナス要因となる。

FRBのインフレ警戒と今後の注目点

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今週初めに公表された6月16-17日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、政策担当者の間で金利見通しについて意見が分かれていることが示された。一方で、議事要旨やFRBの議会報告書からは、中東紛争だけでなく、AI関連需要や関税に起因するインフレ圧力への根強い懸念も明らかになった。

市場の焦点は、来週発表される米国の主要なインフレ指標に移っている。火曜日に6月の消費者物価指数(CPI)、水曜日に同月の生産者物価指数(PPI)が公表される予定だ。これらのデータは、FRBの次の一手を占う上で重要な手掛かりとなる。

限定的なエスカレーション期待が下値を支える側面も

一方で、ANZのアナリストは「中東紛争のエスカレーションが限定的になるとの期待から、金はある程度の下支えを得ている」と指摘する。米国とイランの双方から交渉継続を示唆する発言が出ていることや、仲介国の動きが全面的な戦闘への発展を回避したいとの意向を示しているためだ。

この複雑な情勢は、金がインフレヘッジ資産として売られる一方で、地政学リスクが高まる局面では安全資産として買われるという二面性を浮き彫りにしている。当面は、中東情勢の展開と米国のインフレ指標が金価格の方向性を左右する展開が続きそうだ。

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