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金価格、インフレ懸念で下落後に反発 ウォルシュFRB議長の講演に注目集まる

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Aug 27, 20261 min read
金価格、インフレ懸念で下落後に反発 ウォルシュFRB議長の講演に注目集まる

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米国の根強いインフレを示す経済指標を受けて下落した金価格は、その後値を戻した。市場の関心は、ジャクソンホール会議におけるウォルシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に移っている。

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米国の根強いインフレ懸念から一時下落した金価格は、その後反発し、1オンス4,600ドル台で安定的に推移している。市場参加者は、ジャクソンホール会議で予定されているケビン・ウォルシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を注視している。

東部時間21時45分(日本時間翌10時45分)時点で、金現物(XAU/USD)は0.7%高の1オンス=4,625.83ドル、金先物は0.6%高の4,680.50ドルで取引された。

根強いインフレが利上げ観測を後押し

金価格は前日、5営業日続いた上昇が一服し、1.4%下落して引けた。背景には、発表された米国の7月個人消費支出(PCE)価格指数が、FRBの目標を依然として大幅に上回る水準であることが示されたことがある。

  • 7月のPCE価格指数は前年同月比3.7%の上昇となり、市場予想(3.6%)をわずかに上回った。
  • この結果を受け、米ドルと米国債利回りが上昇。金利の付かないドル建て資産である金にとっては、これが重しとなった。
  • 市場では9月の利上げ期待が再燃し、Investing.comによると、少なくとも0.25%の利上げが行われる確率は、データ発表前の約36%から約40%に上昇した。

市場の焦点はウォルシュ議長の講演へ

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市場の次の注目材料は、ウォルシュ氏がFRB議長として初めて行うジャクソンホールでの主要演説だ。投資家は、FRBの目標である2%を長期間上回っているインフレに対し、同氏がどのような姿勢で臨むのかを見極めようとしている。

また、米財務省が長期債の買い戻し計画を倍増させたことを受け、金融政策と債券市場の相互作用について、議長がどのような見解を示すかにも関心が集まっている。

ドル価値希薄化への懸念が下支え

一方で、金価格の下値は限定的との見方もある。ANZのアナリストは、米国の持続的な財政赤字や大規模な借り入れ、長期金利を抑制する政策が、ドルの購買力を損なうリスクに対するヘッジとして、金の買いを誘っていると指摘する。この「ドル価値の希薄化(debasement trade)」への懸念が、利上げ観測による価格下落圧力の相殺要因となっている。

金価格は前日に下落したものの、今月に入ってからは約14%上昇しており、長期的な勢いを示す重要指標である200日移動平均線を上回る水準を維持している。

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