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金価格、4,450ドルに迫る FRB利上げ観測の後退とドル安が支援

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Aug 18, 20261 min read
金価格、4,450ドルに迫る FRB利上げ観測の後退とドル安が支援

Summary

米国の経済指標の軟化を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ観測が後退し、金価格は1オンス4,400ドル台で堅調に推移している。ドル安と中東の地政学的リスクの高まりも、安全資産としての金の魅力を高めている。

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米国の経済指標が軟調な結果となったことを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げへの期待が後退したことから、金価格は火曜日に1オンス=4,400ドル近辺で続伸した。ドル安の進行と中東情勢の緊迫化が安全資産としての需要を支えている。

Investing.comによると、米国東部時間午後8時44分(日本時間翌午前9時44分)時点で、金現物(XAU/USD)は0.3%高の1オンス=4,429.49ドル、金先物は0.3%高の4,486.07ドルで取引された。

FRBの利上げ観測後退が追い風

金価格は直近2営業日で約1.5%上昇し、4,000ドル付近からの反発基調を維持している。この背景には、一連の弱い米経済指標があり、市場の利上げ期待を後退させた。これにより、これまで金価格の重しとなっていたドル高と金利上昇という2つの逆風が和らいだ形だ。

金利スワップ市場では、先週まで織り込まれていた年内追加利上げの可能性が完全に剥落した。金利を生まない資産である金にとって、利上げ期待の後退は一般的に好材料となる。

一方で、米30年国債利回りは約20年ぶりの高水準に達しており、政府支出の拡大や長期債の大量発行、インフレ圧力に対する投資家の懸念を反映している。通常、高利回りは金の魅力を削ぐが、政府債務への懸念が高まる局面では、価値保存手段としての金が選好される傾向があり、現在の価格を支える一因となっている。

地政学リスクと今後の注目点

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中東における地政学的リスクの高まりも、金の安全資産需要を喚起している。レバノンでの戦闘再燃や、ホルムズ海峡周辺の緊張が続いており、原油価格を通じてインフレ懸念を再燃させる可能性がある。こうした不確実性は、高利回り環境下でも金の魅力を高める要因となっている。

市場の次の焦点は、水曜日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の7月会合議事要旨と、今月下旬に開催されるジャクソンホール経済シンポジウムでのパウエルFRB議長の講演に移る。これらのイベントから、FRBの今後の金融政策に関する新たな手がかりが得られるかどうかが注目される。

テクニカル分析と見通し

IGグループのシニアマーケットアナリスト、トニー・シカモア氏は、金価格が6月下旬の安値である3,942ドル付近で底を形成している可能性があると指摘する。同氏によると、今後の重要なレジスタンス(上値抵抗線)は、1月下旬の高値から引かれる下降トレンドラインにあたる4,440ドルから4,450ドルの価格帯となる。

この水準を上抜けた場合、次の目標は200日移動平均線が位置する約4,503ドルとなる。これらの抵抗帯を明確に突破できれば、5,000ドルに向けた本格的な上昇への道が開かれる可能性があると分析している。

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