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IEA、世界の石油需要がコロナ禍以来初の減少と予測 中東情勢が影響

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Jul 10, 20261 min read
IEA、世界の石油需要がコロナ禍以来初の減少と予測 中東情勢が影響

Summary

国際エネルギー機関(IEA)は、中東の紛争激化による供給途絶を背景に、2026年の世界の石油需要が2020年のコロナ禍以来初めて減少するとの見通しを発表した。ロシアの産油量見通しも下方修正された。

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Background

国際エネルギー機関(IEA)は最新の月次石油市場報告書で、2026年の世界の石油需要が2020年以来初めて減少に転じるとの見通しを示した。イスラエルとイランの紛争が中東全域の生産と輸出を混乱させていることが主な要因で、需要は前年比で日量100万バレル減少すると予測されている。

中東紛争による供給不安

IEAによると、需要の減少はペルシャ湾のホルムズ海峡が閉鎖されたことによる輸出の混乱が大きく影響している。この予測は、停戦が維持され、海峡が段階的に再開されることを前提としているが、IEAはその見通しに不確実性が伴うことを警告している。

報告書は、「世界の石油市場の需給バランスは年末にかけて供給過剰に戻る見込みだが、この予測はホルムズ海峡のタンカー航行が徐々に回復することが前提となる」と指摘。恒久的な和平合意がなければ、市場の正常化は困難であるとの見方を示した。

ロシアの産油量見通しも下方修正

IEAはまた、ロシアの石油生産量見通しを下方修正した。これは、ウクライナによるロシアのエネルギーインフラ(製油所、貯蔵施設、輸送インフラ)へのドローン攻撃が激化していることを受けたもの。

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この攻撃を背景に、IEAはロシアの供給見通しを以下のように引き下げた。

  • 今年:日量8万5000バレル減
  • 来年:日量15万バレル減

これにより、予測期間中の平均生産量は日量880万バレルになると見込んでいる。

市場への影響

この報告を受け、金曜日の原油価格に大きな変動はなかったものの、週間では上昇基調で取引を終える見込みだ。市場参加者は、米国とイランの間の新たな緊張と、紛争がペルシャ湾の原油供給に深刻な混乱をもたらすことなく封じ込められるとの期待との間で、状況を慎重に見極めている。

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