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FTSE100続伸、FRB利上げ受け市場心理改善 イングランド銀行の決定に注目

Summary
17日のロンドン株式市場でFTSE100指数は続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ決定が投資家心理を支え、地政学的リスクの後退も追い風となった。市場の注目はイングランド銀行(BoE)の金融政策判断に移っている。
17日のロンドン株式市場で主要株価指数のFTSE100は続伸した。前日に米連邦準備制度理事会(FRB)が3年以上ぶりとなる利上げを決定したことが市場の不透明感を和らげ、投資家心理が改善した。市場の関心は、同日発表されるイングランド銀行(BoE)の金融政策決定会合の結果に移っている。
市場概況
Investing.comによると、グリニッジ標準時午前7時12分(日本時間午後4時12分)時点で、FTSE100指数は0.71%高で推移。他の欧州市場でも、ドイツのDAX指数が0.68%、フランスのCAC40指数が0.58%それぞれ上昇し、全面高の展開となった。
為替市場では、英ポンドが対米ドルで0.10%高の1ポンド=1.3398ドルで取引されている。一方、地政学的リスクの緩和や供給懸念の後退から原油価格は下落し、ブレント原油先物は2.07%安の1バレル=103.64ドル、WTI原油先物は1.68%安の100.72ドルとなった。
FRBの利上げと地政学リスクの後退
FRBは16日、政策金利を0.25%引き上げ、新たな誘導目標レンジを3.75%~4.00%とすることを決定した。FRBが利上げサイクルについて、追加で残り1回の利上げ後に長期的な据え置き期間に入る可能性を示唆したことで、金融引き締めの先行きがある程度明確になったとの見方が広がり、安心感につながった。
Adまた、トランプ米大統領がイランとの対立について「終結に向かっていることを期待する」と述べ、緊張緩和を示唆したことも市場の好材料となった。ロイターの船舶追跡データによると、ホルムズ海峡を通過する船舶数が大幅に減少しており、地政学的リスクの後退が裏付けられている。
イングランド銀行の政策判断に注目
市場の最大の注目点は、イングランド銀行(BoE)が発表する金融政策だ。アナリストらの間では、BoEは政策金利を3.75%に据え置くと広く予想されている。英国のインフレ率は燃料費の上昇を背景に3.1%まで上昇しているが、INGのジェームズ・スミス氏は、エネルギー価格高騰の影響がコアインフレに波及している兆候は「ほとんど見られない」と指摘しており、利上げを見送る根拠になるとみられている。
主な個別株の動向
- ネクスト(Next): 好調な夏物販売を受け、2026-27年度の利益見通しを1200万ポンド上方修正し、12億5500万ポンドとした。今年に入って4度目の引き上げとなる。
- ドラックス(Drax): 2026年の調整後EBITDA(利払い・税・償却前利益)が、アナリスト予想の上限付近になるとの見通しを示した。
- カプリコーン・エナジー(Capricorn Energy): ノルウェーのDNOによる買収提案の修正案に合意した。DNOは現金での提示額を引き上げ、買収総額は3億9600万ドルとなる。