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欧州国債利回り、高止まり続く ECB追加利上げ観測で経済指標待ち

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7月の激しい変動を経て、ユーロ圏の国債利回りは高水準で安定した。市場参加者は、今週後半に発表される一連の重要な経済指標を前に、様子見姿勢を強めている。
7月の急騰と高止まりの背景
7月の欧州債券市場は、地政学的リスクやエネルギー価格の変動、根強いインフレ懸念など複数の圧力にさらされ、3月以来最大となる月間での売り越しを記録した。この結果、指標となるドイツ10年物国債の利回りは月間で約30ベーシスポイント(bp)上昇し、3.15%と15年ぶりの高値に迫る水準で推移している。
ECBの追加利上げ観測が重し
利回り上昇の背景には、欧州中央銀行(ECB)による金融引き締めが続くとの観測がある。予想を上回る0.4%となったユーロ圏の第2四半期GDP成長率や、2.9%に達した7月の消費者物価指数(速報値)が、この見方を裏付けている。
Ad金融政策の動向に敏感なドイツ2年物国債の利回りも2.77%へと小幅に上昇した。市場は、ECBが9月10日の会合で25bpの利上げを実施することを織り込み始めている。
今後の注目点と市場の動向
週明けには、米・イラン間の外交交渉の報道を受けて原油価格が一時的に下落し、債券市場の買い戻しを誘う場面もあったが、利回りの下値は依然として固い。市場の焦点は、今週発表されるユーロ圏の総合・サービス業PMI(改定値)や小売売上高に移っている。
投資家はこれらのデータから、個人消費や企業活動の減速がECBのタカ派的な姿勢を転換させるのに十分かどうかを見極めようとしている。