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欧州ガス価格、ホルムズ海峡の緊張で80ユーロ超え 中東の供給懸念が再燃

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Sep 9, 20261 min read
欧州ガス価格、ホルムズ海峡の緊張で80ユーロ超え 中東の供給懸念が再燃

Summary

ホルムズ海峡での船舶攻撃を受け、中東の地政学的リスクが高まり、欧州の天然ガス価格が急騰した。指標となるオランダTTF先物は2023年初頭以来初めて、一時1メガワット時あたり80ユーロを上回った。

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中東の緊張激化を受け、9日の取引で欧州の卸売天然ガス価格が急騰し、指標価格は一時1メガワット時(MWh)あたり80ユーロを上回った。イランがホルムズ海峡付近で船舶への攻撃を行ったと発表したことで、エネルギー供給への懸念が強まった。

ホルムズ海峡での衝突が背景

今回の価格高騰の直接的な引き金となったのは、イランがホルムズ海峡付近で船舶10隻を攻撃したと発表したことだ。これは、米軍がイランの石油タンカー5隻を沈没させたとされる事案への報復とみられている。この一連の動きは、6ヶ月前から続く紛争において、双方による報復的な船舶攻撃としては最大規模のものとなる。

この衝突により、世界のエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡を通過する石油・ガスの供給が滞るリスクへの警戒感が市場で一気に高まった。

市場への影響

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ICEのデータによると、欧州のガス価格の指標となるオランダTTFの期近物は、一時80.98ユーロまで上昇し、2023年初頭以来の高値を付けた。グリニッジ標準時15時24分時点では、前日比3.34ユーロ高の1MWhあたり79.28ユーロで取引された。

  • 英国のガス先物:期近物は一時1サームあたり201.12ペンスと、2022年12月以来の高水準を記録した。
  • 原油価格:エネルギー市場全体への影響も大きく、国際的な原油価格の指標であるブレント原油先物も、7月下旬以来初めて1バレルあたり100ドルの大台を突破した。

供給不安と貯蔵レベル

欧州では冬場の需要期を前に、ガス供給への不安が再燃している。ガス・インフラストラクチャー・ヨーロッパ(GIE)のデータによると、欧州連合(EU)域内のガス貯蔵施設の貯蔵率は現在67.12%となっている。これは、同時期の昨年の79.48%を下回る水準であり、市場が供給途絶の可能性に対してより脆弱になっていることを示唆している。

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