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Apple、EUデジタル市場法をめぐる訴訟で敗訴

Summary
EUの一般裁判所は、米Appleが同社のApp StoreとiOSを「ゲートキーパー」と指定したデジタル市場法(DMA)の決定を不服として起こした訴えを退けました。この判決は、大手IT企業の市場支配力抑制を目指すEUの規制を後押しするものです。
欧州連合(EU)の一般裁判所は8日、米Appleが大手IT企業を規制するデジタル市場法(DMA)に対して起こした異議申し立てを退ける判決を下しました。この訴訟は、AppleのApp StoreおよびオペレーティングシステムiOSが、競争促進を目的とした義務を課される「ゲートキーパー」に指定されたことに関するものです。
2023年5月に発効したDMAは、大手IT企業に対して一連の義務と禁止事項を定めた法律です。違反した場合、企業の全世界年間売上高の最大10%に相当する高額な罰金が科される可能性があります。今回の判決は、競合他社に事業展開の余地を与えようとするEUの独占禁止法規制当局の立場を強化するものとなります。
裁判所は、欧州委員会がiPhone、iPadなど異なるデバイス上の5つのApp Storeを単一のコアプラットフォームサービスと見なした判断を支持しました。また、iOSが事業者にとって利用者にアクセスするための重要なゲートウェイであるとの指定も認めました。一方で、メッセージングサービス「iMessage」に関する訴えは、同サービスがゲートキーパーとしてまだ指定されておらず、法的な義務が即座に発生しないとして不受理とされました。
AdAppleは声明で「DMAの要求は合法性や比例性を超えており、我々が築き上げてきたプライバシーとセキュリティの保護を損なう恐れがある」と批判しました。同社は、欧州の最高裁判所にあたるEU司法裁判所に上訴する可能性があります。