Story
エネル、サンパウロ配電事業権の審査中止をブラジル規制当局に要請

Text size
Background
イタリアの電力大手エネルは、ブラジルのサンパウロにおける配電事業権を巡り、同国電力規制庁(ANEEL)に対し、事業権打ち切りにつながる可能性のある審査手続きの中止を要請した。エネル側は、規制当局による消費者への影響分析が不適切であると主張している。
エネル、サービス改善を主張
ANEELは木曜日にこの申請を受理したことを認めた。これは、同庁が連邦政府に事業権の打ち切りを勧告するかどうかを決定する前の、エネルにとって最終的な反論の機会となる。
エネルは、事業権打ち切り勧告の根拠となりうる2つの公式なサービス品質基準を満たしていると主張。同社は、特に2025年12月に発生した大規模停電を「前例のない異常な出来事」であったと説明している。
また、2023年以降に実施した業績改善がANEELによって無視されていると指摘し、独立した第三者による技術監査の実施を改めて要求した。
Ad規制当局の厳しい見方
一方、ANEELは以前、エネルのサンパウロ配電部門には構造的な欠陥があると結論付けていた。この判断は、事業権打ち切りの可能性を検討する手続きの開始につながった。
規制当局は、2023年、2024年、2025年に発生した異常気象の際に、数百万人の顧客が長期間の停電に見舞われたことを問題視している。なお、エネルが求めている独立監査については、ANEELは今年8月に理事会メンバーからの批判を受け、すでに要請を却下している。