Story
好調な生産者物価指数(PPI)データを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ期待が高まり、ドルが上昇した。

Summary
生産者物価指数が予想を上回ったことを受け、米ドルは上昇した。これにより、連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測が高まり、米国債利回りが急上昇した。
木曜日、主要なインフレ指標が予想を上回る結果となったことを受け、米ドルは上昇した。これは、米連邦準備制度理事会(FRB)が次回の会合で利上げを行うとの見方を強めたためだ。この動きは他の主要通貨にも圧力をかけ、欧州中央銀行(ECB)の利上げを受けてユーロは下落、円の最近の上昇も失速した。
米国のインフレとFRBの見通し
為替市場の主な要因は、8月の米生産者物価指数(PPI)だった。労働統計局によると、総合PPIは前年同月比で5.4%上昇し、市場予想の5.3%をわずかに上回った。月間上昇率は0.4%で、市場予想とほぼ一致した。
このデータは、最近発表された好調な雇用統計と原油価格の高騰と相まって、FRBがタカ派的な金融政策を維持せざるを得ないような、持続的なインフレ圧力の存在を示唆している。この報告を受け、CME FedWatchツールによると、9月16日のFRB会合で0.25ポイントの利上げが実施される確率は、データ発表前の約64%から73%に急上昇した。
債券市場の反応は迅速で、利上げ期待は通常、債券価格の重しとなる。指標となる10年物米国債利回りは11.8ベーシスポイント上昇し4.955%となり、より金利に敏感な2年物米国債利回りは12.9ベーシスポイント上昇し4.556%となった。主要通貨バスケットに対する米ドルの価値を示すドル指数は0.2%上昇し99.03となった。
Adユーロと円の乖離
大西洋を挟んだ欧州では、欧州中央銀行(ECB)が予想通り25ベーシスポイントの利上げを実施したにもかかわらず、ユーロは下落した。欧州中央銀行(ECB)は声明で、インフレ圧力の継続を指摘し、物価上昇率が目標の2%を「長期間」上回る見込みだと警告した。ユーロは直近で0.1%安の1.1614ドルで取引されている。
アジア市場では、円の力強い上昇が一服した。ドル円相場(対円)は0.6%上昇し、154.34円となった。しかし、円は依然として7カ月ぶりの高値付近で推移している。トレーダーの間では、日本銀行(日銀)が9月18日にインフレ抑制のため25ベーシスポイントの利上げを実施するとの見方が広がっている。