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「1時間完結」のレバレッジ型ETF、米Defianceが申請 個別株の日中取引に新たな選択肢

米国のETF(上場投資信託)プロバイダーであるDefiance ETFsが、リセット期間を1時間とする新たなレバレッジ型ETFの組成を米国証券取引委員会(SEC)に申請したことが明らかになった。承認されれば、個別株式の日中取引に新たな高リスク・高リターンの選択肢が加わることになる。
## 1時間ごとにリターンを2倍に
ロイター通信が9日に報じたところによると、Defianceが申請したのは、特定の株式やETFの1時間の値動きに対して2倍のパフォーマンスを目指す商品16本。これは、従来のレバレッジ型ETFが1取引日(通常は午前9時30分から午後4時まで)を基準にリセットされるのに対し、1時間を1取引日とみなして運用されるものだ。
DefianceのCEO兼最高投資責任者であるシルビア・ジャブロンスキー氏は、「取引日を1日ではなく1時間として扱う」と説明している。対象となる原資産には、エヌビディアやマイクロソフトといった取引の活発な個別株や、特定のテーマ型ETFが含まれるという。
## 投資家への影響とリスク
この商品の特徴は、複利効果にある。ジャブロンスキー氏によると、市場が有利に動いた場合に利益を次の1時間に再投資し続ければ、1日単位のレバレッジ型ETFを保有するよりも大きなリターンを得られる可能性がある。
Adしかし、そのリスクは極めて高い。株価が反転したり、乱高下しながら1日の終値で上昇した場合でも、時間単位で保有し続けると損失を被る可能性がある。DefianceもSECへの申請書類の中で、この商品はリスクを理解し、日中常にポートフォリオを監視できる知識豊富な投資家にのみ適していると明記している。
## 規制の動向と市場背景
この申請は、規制当局がレバレッジ型商品全般に対する審査を進める中で行われた。SECはこれまで、原資産の3倍や5倍のリターンを目指すレバレッジ型ETFの申請を却下してきた経緯がある。
今回の申請に対して規制当局が異議を唱えなければ、早ければ11月にも取引が開始される可能性がある。個人投資家を中心にレバレッジ型ETFの取引が活発化する中、運用業界では「マグニフィセント・セブン」に代表される人気銘柄への短期的な投資需要に応えようとする商品開発競争が続いている。