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中国、最先端AIモデルの海外アクセス制限を検討か 関係者が明かす

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Jul 9, 20261 min read
中国、最先端AIモデルの海外アクセス制限を検討か 関係者が明かす

Summary

中国当局が、国内の最先端AIモデルに対する海外からのアクセスを制限する案を検討していることが関係者の話で明らかになった。AI技術を国家の重要資産とみなし、管理を強化する動きの一環とみられる。

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中国当局が、国内のハイテク企業との協議で、自国の最先端の生成AI(人工知能)モデルに対する海外からのアクセスを制限する可能性について議論していることが、関係者の話で明らかになった。AI技術を国家の重要資産と位置づけ、米国と同様に管理を強化する動きが鮮明になっている。

協議の背景と内容

ロイター通信が報じたところによると、中国の商務省などが過去1カ月間にわたり、アリババやバイトダンス、スタートアップ企業のZ.aiといった大手テクノロジー企業と会合を開いた。協議では、開発中のモデルを含む最先端AIモデルの海外アクセス制限が議題に上ったという。

関係者によれば、当局は以下の具体的な措置を検討している。

  • クローズドソースとオープンソースの両方を含む、最も先進的なAIモデルに制限を設ける
  • 独自のAI技術の漏洩や窃盗を、厳格な国家安全保障法の違反行為とみなす
  • 国内AIスタートアップへの資金提供者を制限する新たな措置を導入する

規制の具体的な範囲や導入時期はまだ議論の段階であり、将来のモデルのみに適用される可能性もあるとされる。

米中間のAIを巡る緊張

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この動きは、AI技術を巡る米中間の競争と緊張の高まりを背景にしている。米国はすでに、国家安全保障上の懸念から、Anthropic社の高度なAIモデル「Mythos」などへの外国からのアクセスを制限する措置を講じている。中国当局は、Mythosのようなモデルが自国のソフトウェアの脆弱性を突くために利用される可能性を強く懸念しているという。

一方で、Z.aiの「GLM-5.2」モデルのように、中国製のAIモデルは低コストと高性能を両立させ、世界市場で急速に存在感を高めている。今回の規制検討は、こうした国内の有力なAI技術が国外に流出し、管理不能になることへの警戒感の表れとみられる。

市場への影響と今後の展望

中国が実際にアクセス制限に踏み切れば、世界のAI市場に波紋を広げる可能性がある。特に、低コストな中国製AIモデルを利用してきた海外企業にとっては、代替手段を探す必要に迫られ、コスト増加につながる恐れがある。

今後の規制のあり方として、中国の法律専門家の間では、AIの性能に応じた階層的な管理制度が提案されている。基本的なオープンソースツールは簡単な届出制、より高度な技術は安全保障審査の対象とし、最も機微なフロンティアモデルは公開を禁止、あるいは国内利用に限定するといった内容だ。これは、技術革新を阻害せずに国家の安全保障を確保しようとする中国当局の意向を反映している可能性がある。

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