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セントリカ株が下落、EBITDAが予想下回り2027年見通しに懸念

Summary
英国のエネルギー大手セントリカの株価が23日に下落した。2026年上半期決算で調整後EBITDAが市場予想を下回ったほか、2027年の業績見通しに対する懸念が示されたことが嫌気された。
英国のエネルギー大手セントリカ(CNA)の株価が23日、2026年上半期決算の発表を受けて下落しました。調整後EBITDA(利払い・税・償却前利益)が市場予想を下回ったことに加え、経営陣が2027年の業績見通しに下方リスクを示唆したことが売り材料となりました。
予想を下回った上半期決算
セントリカが発表した2026年上半期(H1)の調整後EBITDAは7億3700万ポンドとなり、前年同期比で18%減少しました。この数字はアナリスト予想を4%下回る水準です。
部門別では、最適化事業の利益が予想を23%下回るなど特に不振でした。一方、リテール事業のEBITDAは予想を5%上回り、一部を相殺しました。1株当たり利益(EPS)は6.8ペンスとコンセンサスを11%上回りましたが、アナリストらは、これは事業の根本的な勢いではなく、減価償却費の減少によるものだと指摘しています。
慎重な見通しとアナリストの反応
決算内容に加えて、経営陣が2027年の業績予想に対する下方リスクを明示したことも投資家心理を冷え込ませました。これにより、同社の収益回復の持続性に対する懸念が浮上しています。
Adこの結果を受け、複数の金融機関が評価を見直しました。バークレイズは投資判断を「オーバーウエート」に据え置いたものの、目標株価を2.50ポンドから2.40ポンドに引き下げました。JPモルガンも「オーバーウエート」を維持しましたが、今回の決算が通年のコンセンサス予想を引き上げる要因にはならないとの見方を示しています。
市場環境と株価の動向
決算発表の2日前には、ヘイシャム1およびハートリプール原子力発電所の稼働期間を2030年3月まで2年間延長するという好材料が発表されていましたが、この日の決算に対する失望感を相殺するには至りませんでした。米株価指数が下落するなど、世界的にリスク回避ムードが広がっていたことも株価の重しとなりました。
セントリカの株価は同日、一時2.4%安の175.45ペンスまで下落しました。この水準は52週高値(220.2ペンス)を大きく下回るものの、52週安値(153.6ペンス)は上回っています。