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米加貿易摩擦の激化でカナダドル下落、関税合戦を警戒

月曜日の外国為替市場で、カナダドルが対米ドルで約0.6%下落した。米加間の通商交渉が決裂し、米国がカナダ製の自動車や鉄鋼に対する追加関税を示唆したことで、貿易摩擦激化への懸念がカナダドル売りを誘った。
交渉決裂と米国の追加関税の脅威
トランプ米大統領は月曜日、カナダ製の自動車、自動車部品、鉄鋼に対し、2027年1月1日から関税を50%に引き上げる可能性を示唆した。これは先週末に両国間の通商交渉が決裂したことを受けた動きで、貿易を巡る緊張は一段と高まっている。
カナダ政府は米国の措置に対し、同額規模の報復措置で対抗する方針を表明しており、貿易戦争に発展する可能性が市場心理を圧迫している。
市場の反応と経済への影響
この動きを受け、カナダドルは1米ドルあたり1.385カナダドル前後まで下落し、対米ドルでは約72.24米セントで取引された。これは、先週記録した2カ月超ぶりの高値水準からの急反落となる。
Adカナダは9月8日から、米国の鉄鋼、乳製品、家電、農機具などを対象とした報復関税を発動する予定だ。関税の応酬は、国境をまたぐサプライチェーンを持つ企業や、カナダの輸出業者にとって、コスト増と需要リスクに直結するとみられている。
背景と今後の見通し
カナダドルは最近まで、カナダの好調な経済指標(第2四半期GDP年率3.4%増、7月の雇用者数7.5万人増)を背景に堅調に推移していた。しかし、今回の関税リスクがこれらの好材料を打ち消す主な要因となっている。
City Indexのアナリストは、テクニカルな観点から、米ドル/カナダドルは売られ過ぎの状態にあったため、今回の反発は一部「ショートスクイーズ」の側面もあると指摘している。カナダは主要な産油国であるため、原油価格の上昇はカナダドルを部分的に下支えする可能性があるものの、当面は貿易摩擦の動向が相場の中心的なテーマとなりそうだ。