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カナダドル小反落、原油100ドル超えも米インフレ指標控え上値重い

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10日の外国為替市場でカナダドルは対米ドルで小幅に値を下げた。原油価格の高騰が支援材料となった一方、米国の重要インフレ指標の発表を控えた警戒感や貿易リスクへの懸念が上値を抑える展開となった。
原油高とリスク回避の綱引き
この日、米ドル/カナダドル相場は一時1.3808カナダドル近辺で取引され、カナダドルは前日終値(1.3805カナダドル)からわずかに下落した。カナダドルは約72.42米セントに相当する。
カナダの主要輸出品であるエネルギー価格の上昇は、通常、資源国通貨であるカナダドルにとって追い風となる。指標となるブレント原油先物は、中東情勢の緊迫化を背景に供給懸念から1バレル102ドル近辺で推移した。しかし、この支援材料は、より広範なリスク回避ムードと、カナダ・米国間の貿易関係を巡る不透明感によって相殺されている。
米インフレ指標に市場の注目集まる
Ad投資家の注目は、米連邦準備制度理事会(FRB)の次の一手を占う上で重要な、米国の生産者物価指数(PPI)などのインフレ関連データに移っている。
最近のエネルギー価格の再上昇は、燃料費の高騰がインフレ圧力を高止まりさせるリスクをはらんでおり、インフレの先行きを複雑にしている。そのため、今後の金融政策の方向性を見極めようと、市場はインフレ指標の結果を注視している。
前日までの動き
カナダドルは前日の9日、対米ドルで約0.2%下落していた。週初には原油価格の上昇と米ドル安を背景に強含む場面も見られたが、その後は上げ幅を縮小する展開となっていた。