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ブレント原油、90ドルを突破 中東での米・イランの衝突激化で

Summary
中東における米国とイランの軍事衝突の激化を受け、ブレント原油先物が1バレル90ドルを突破した。主要な輸送路であるホルムズ海峡での船舶航行が制限されており、供給懸念が価格を押し上げている。
中東における米国とイランの軍事衝突が激化し、主要な輸送路であるホルムズ海峡でのエネルギー輸送が抑制されたことを受け、20日のアジア時間の取引で原油価格が3%急騰し、ブレント原油先物は1バレル90ドルを突破した。
ホルムズ海峡の緊張高まる
ロイター通信によると、週末にかけて中東の紛争はエスカレートした。米国はイランに対して9夜連続で攻撃を実施する一方、米国の同盟国であるクウェートとバーレーンもイランによるさらなる攻撃を報告している。
米国はイランの港に対する海上封鎖を実施していると発表。対するイランは、世界の石油取引の約5分の1を占めるホルムズ海峡の航行規則に違反する船舶を標的にしていると述べており、双方の攻撃が海上の輸送路に直接的な影響を及ぼしている。
英国海事貿易機関(UKMTO)は20日月曜未明、オマーンのクムザール北西で船舶1隻が炎上していると報告しており、地域の緊張の高まりを裏付けている。
供給懸念が価格を押し上げ
Ad協定世界時23時43分(日本時間20日午前8時43分)時点で、国際的な指標であるブレント原油先物は前週末比2.69ドル(3.05%)高の1バレル90.79ドルに達し、6月11日以来の高値を更新した。先週は週間で15.9%上昇し、4月以来最大の上げ幅となっていた。
米国産WTI原油先物も2.19ドル(2.65%)高の84.68ドルと、6月12日以来の高水準をつけている。
バークレイズのアナリスト、アマルプリート・シン氏は顧客向けノートで、「市場は在庫への潜在的な影響について、依然として楽観的すぎる。現在の在庫は過去5年間で最も逼迫した水準にある」と指摘。今後の供給への影響がより深刻になる可能性を示唆した。
LSEGのデータによると、日曜日にホルムズ海峡を通過した船舶は4隻で、前日の8隻から半減しており、すでに物理的な供給の混乱が始まっていることが示されている。