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ブレント原油、中東情勢緊迫化で1バレル100ドルを突破

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Sep 9, 20261 min read
ブレント原油、中東情勢緊迫化で1バレル100ドルを突破

Summary

国際的な原油価格の指標であるブレント原油先物が、中東での紛争激化を受け1バレル100ドルの大台を突破した。イランが支援するフーシ派によるサウジアラビアのエネルギー施設への攻撃が、供給懸念を煽っている。

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国際的な原油価格の指標であるブレント原油先物は9日、中東における紛争の激化が同地域からの石油供給に対する懸念を煽り、心理的節目である1バレル100ドルを突破した。この水準を超えるのは7月24日以来となる。

ロイター通信によると、9日のグリニッジ標準時07時21分時点で、ブレント原油先物は前日比2.15ドル(2.2%)高の1バレル100.07ドルで取引された。一方、米国産WTI原油先物も1.70ドル(1.83%)高の94.73ドルに上昇した。

供給不安を煽る地政学的リスク

価格高騰の直接的な引き金となったのは、イランの支援を受けるフーシ派がサウジアラビアのエネルギー施設を攻撃し、石油施設で火災が発生したことだ。この攻撃は、6ヶ月に及ぶ米国とイランの対立が大幅に拡大する可能性を示唆している。

この事態は、重要な原油輸送路であるホルムズ海峡の通航が既に大幅に制限されている中、代替ルートとして機能してきた紅海経由の原油輸送にも脅威を与えている。ライスタッド・エナジーのチーフエコノミスト、クラウディオ・ガリンベルティ氏によると、ホルムズ海峡を通過する原油量は、8月30日の戦闘再開前の週には日量800万〜900万バレルあったが、直近では日量200万バレル未満にまで落ち込んでいる。

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市場の見通しと需給バランス

ブレント原油価格は、米・イラン紛争の恒久的な解決への期待が薄れる中、先月初旬から約25%上昇している。こうした状況を受け、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、HSBCを含む複数の大手銀行が、相次いで原油価格の見通しを引き上げている。

米国、カナダ、ガイアナなどOPEC非加盟国は増産しているものの、世界的な供給不足を補うには至らないとの見方が強い。国際エネルギー機関(IEA)は先月、2026年の世界の石油供給量が前年比で日量430万バレル(約4%)減少するとの予測を発表しており、市場では供給引き締まりへの警戒感が続いている。

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